今日は、フルーティストの方との
三回目のレッスンを行いました。
初回と比べ、音の質が本当に
高くなっており、
それは、彼女の陰ながらの
努力がしっかりと実っているのだと
思います^^
もともと、素晴らしい音を
お持ちではありましたから、
後は、お持ちの感性を
安定した揺ぎ無いものへと
持って行こうと思いました。
その時に、圧倒的に足りなかったものは、
身体の構造の知識と理解です。
支えとはにも書きましたが、
自分の身体を知ることは、
音楽家にとって避けることは
出来ません。
才能とは、気付くことであり、
天才とは、気付いたことを
自分のものにしていくために
ひたすら実践していく人だと思います。
彼女は、今日のレッスンで、
素晴らしい気付きがあったそうです。
意識する本当の意味を
掴んだようでした。
意識するということは、
本当は把握できることでは
ありません。
つまり、無意識の意識なのです。
意味が解らないことを
書いているとは思いますが、
解る人には、解ると思っております。
腹筋を意識し、呼吸の流れを感じましょう。
そういわれて、
意識できるのはどこでしょうか?
おそらく、自分の知らない世界だと
思います。
腹筋が、どんな色をしていて
どんな形で、どう動いていて
どれくらい重くて、匂いはあるのか?
呼吸の流れは、果たして
風のように感じるのか?
五感で探っても、探りきれない
深い意識なのです。
それは、シックスセンス、
人間にしかない能力です。
言葉ではなく、
今日の彼女のように、
ふと、体感できると、
気付きとなり、
あとは、それを深く身体と
脳に記憶させるのが、
地道な努力によってのみ
達成されます。
わたしも、レッスンをしていて
新しい発見を沢山いただいています。
いつもありがとうございます。