2015/11/30

属さない

属さない。

身体を鍛え、

心を鍛える。


相手の存在により
自分の存在に気付く。


誰も、属さない。


声も同じ。


どこにも、属さない。


身体を創り、心を創り、


声は、創られた
ど真ん中、どこにも
属さぬ、浮いた状態で


光と愛を放つ。



それが、声。








その絶妙なバランスを
自然に保ちながら、


歌う。


修行が必要なのは言うまでもない。



日々のトレーニング、
日々の注意力、その向け方。


そこにしか、興味が無い。



閃光が見える。



狭い狭い、緊張感のある
その光が射している始まりの
細い細い、極小の点。



そこが、声の浮く場所です。


最近、以前に増して、
練習量が増えました。


その復習を、後回しに
するものなら、どんどんと
しわ寄せが来る状態。


腹を決めて、
睡眠不足も承知の上で
(もちろん健康第一)


時間と時間を組みあわせ、
次の練習には、
前回の練習以上のものを。


そんな風に、有難くも
過ごしています。


このような感覚でも、
自分のリズムを大切にし、

その中で、属さない、
ということを発見。



新しい発見、有難いです。





Sayuri ARAIDA HP

2015/11/29

宇宙の一部

動き出し、その流れに
乗って、生きることで
気付いたことは、



本当に、地道な努力と
自分のリズムの維持。



私は、やはり、
このリズムは壊れない。



もう過去に犯した
それも、繰り返し犯した


自分を壊すという
ことをしなくていいみたい。



パターンを手放した。



私が、心を込めて生きると
決めたのなら、それを
貫けば良い。



誰かに邪魔されることもない。
誰かと比べる必要もない。



このリズムで繋がっていく。



そして、こうして生きて
思うのは、



今まで、どれだけ
素晴らしい人々に
守られていたのだろう


どれだけ美しく、
崇高な人々に、
愛して頂けたのだろう



何故、気付けなかったのか、
わたし自身が、
準備不足だったに過ぎない。



わたし自身が、
宇宙の一部なのだと、


知っていながらも
解っていなかったに
過ぎない。




もちろん、まだまだ
未熟な部分ばかりで、
学んでいくことは
限りなく、広がっている。



どんな時も、
心を込めて生きる。

心から溢れ出る
感謝と共に生きる。



12月1日に、パリ地方音楽院で
8 rue Madrid 75008 Paris
CRR de Paris


マスタークラスに参加します。


1月19日(火)19時から
同音楽院にて、
『亡命』をテーマにした
演奏会が開かれます。



以前、ブログに書いた、
トゥーランドットのリウ役を
歌うことになりました。


1月28日はコペンハーゲンです。



とてもタイトなスケジュールと
なり、有難いと思います。


もちろん、ハイヒールレッスンも
通い続けます。



私事ですが、
長男の『幼稚園行きたくない』
宣言とも、向き合っています。


二歳の次男のイヤイヤ期とも
長男のときより、遥かに楽だな
と、余裕をもって向き合い。


主人は、ガトー(ケーキ)作りに
はまり出し、
私は、靴磨きにはまってます笑


主人は、毎日帰宅が深夜2時ですが、
『幼稚園行きたくない』宣言の長男と
話す時間を作ると決めたら、
しっかり帰ってくる。



すべては、うまくいくのでしょう。


視界のレベルを変えるとき、
心に、とても美しい風が吹きます。


それを感じ、感謝の日々です。


私は、行けるとこまで行きます。




Sayuri ARAIDA HP

2015/11/26



私にブレーキをかけるのは、


いつも、頭。
頭で悶々と考え出す全て。


私を創っているのは


いつも、心。
心は真っ直ぐに生きている。



この心があるからこそ、
私は、ここにいる。


心が、傷ついたら、
頭が何とかしようと
してくれる。


いつもブレーキをかける割に、


心が傷ついたら
放って置かないのが、頭。


心は、頭のお陰で、
自由だ。









Sayuri ARAIDA HP

2015/11/24

運命の舵は、私が握る

寒い冬の到来です。





何も、改めて書き出すことでは
ありませんが、


集中力と言うのは
奥が深いと思います。



自分自身が集中できる
時間帯や、気分の持って行き方を
知っているので、


実践しています。



午前中に1時間、
午後に2時間、
夜就寝前に2時間。


この5時間の研ぎ澄まされた
時間が、私を創り出しています。



内、10時間ほど、睡眠。
残り9時間が、移動、
食事、家事、雑多なこと。



一分一秒が、私を創ると
未来を連れてくると、


日々を生きていますが、


その中でも、5時間は
異常な集中力だと思います。


開眼状態、という感覚で、


美しい時間だと、
この時間のために、



残りの19時間がある、
と言ってもいい位です。




集中すると、
顔色が好くなり
脳の回転も早くなります。


この状態は、
直感力も冴えているので、


とにかく、ポジティブに
自分のエネルギーへと
変換します。



このような、自分を
把握でき、気付くと
本当に、動きやすくなります。


やみくもに、動かず


チャンスを逃さずに
決断し、行動にうつす。



あまり、良い事ではありませんが、



私は、この集中力が
起きない一切のことは



致しません。



自分の世界が
シンプルになっていく。




ここに居ることに


感謝する以外、ありません。



フランスに来て良かったです。





Sayuri ARAIDA HP

2015/11/23

存在しないものを愛せ


Rien de ce qui existe n'est absolument digne d'amour,
Il faut donc aimer ce qui n'existe pas.





動き出しました。


自分でも、驚いていますが、
この道は正しいということ。


私の歌は、私の心です。


私の心は、愛によって
磨かれています。


有難いと思います。


厳しい世界の中でも、
受ける恩恵があまりにも
至福の歓びであること。


やはり、歌の女神が
手を差し伸べてくださる。


差し伸べた手には



愛と光。








Sayuri ARAIDA HP





2015/11/22

全て、繋がっていて

自分の波動が、変わり、
テロ事件があり、


自分は一体、どうしたいか。



そんなことを、自問自答する
日々が続いていました。



私にできること、
すべきことは、
歌うことであり、



心と身体というのは
一つなのだと、
改めて感じる日々です。



テロ事件で、自問自答するという
日々は、正直辛かったです。


思考が、自分らしくないと言うか、
非常にエネルギーを消耗することでした。


歌を歌っても、
そのエネルギーを払拭するに
至らずに、随分疲弊していたのだと、


思います。


それでも、私には、
歌しかないので、
放り投げる訳にもいかず、


きっと、道は拓ける。
そう信じながら、


昨日、土曜日、ようやく
抜けることができました。




抜けるきっかけも、
歌でした。

わたし自身の、心が
ようやく、復活したように、
それに応えて、
身体も、正常に機能し始め、


本来のエネルギーの流れが
戻ってきたのだと、確信しました。


歌を通じて、繋がった
すべてのアーティストが
今を生きるという決心を


皆が皆、苦しみながらも
実践していたのだと思うと、


私ひとりだけではなかったのだと、
そして、皆に支えられているのだと、


思いました。


ここに生きる人々の
強く美しいエネルギーに
また、気付くまでに
復活しました。


感謝しております。





Sayuri ARAIDA HP




2015/11/20

美しき人々

美しい人は、


男性でも、女性でも
大人でも、子供でも



惹き付けられてしまう。


美しい裏切り、
ギャップなのか、


私は、その美しさに
虜になってしまう。



目が離せないのは、


その、間。



今、オペラ、『トゥーランドット』の
Liuという、奴隷の女の子の役を、
全幕通して、みてもらっています。


残忍な姫、トゥーランドットが
名無しの王子と結婚したくないが故に
名無しの王子の名を当てれば、
結婚をせず、さらにその
王子の命をもらう、と決め、


名を知っている、Liuを捕まえ
拷問にかけて、名を聞きだそうとするも
Liuは、決して名を明かさず、


名を明かし、愛する王子が
姫君に殺されるのであれば、
このまま拷問を受けたとしても
喜びであり、至福である、と
歌う、Liuの役。


更に、姫君は、その名無しの
王子を、愛する、、
それを、見る位なら、
全てを失う私に残された道は
死、と、拷問の番人の剣を抜き、
自らの身体に刺し、命を絶つ


という、激しいLiuの役。


拷問を受けながらも、
それは至福、と歌う
Liuの切れ切れながらも、
喜びに溢れた、間。


番人の剣めがけて、
自分へ剣を向ける、間。


覚悟を決める、間。


まるで、スローモーションのように、
イメージをするのですが、


それらは、一瞬の出来事です。


それでも、その『間』で
全ての観客の瞳が惹き付けられる。


この上なく、美しいから。


nessun dorma
(誰も寝てはならぬ)

は、金メダリストの荒川静香さんの
スケート、トリノ・オリンピックでも
使われ、私は、この曲を聴くのが
大好きです。



奴隷として、育ちながらも
優しい心を持ち、王子からの
たった一回の微笑みで


その王子に、恋に落ちたLiuが


残忍な姫の前で、覚悟を決める


それほどまでに、激しいギャップ。


プッチーニの音楽と相成って
エネルギーが爆発する瞬間まで
目が離せない。


日々、精進です。



Sayuri ARAIDA HP

2015/11/19

人生を楽しむ

日々、一歩一歩を丁寧に歩く。


あぁ、一歩、また一歩、
無事に歩いている、私。
有難い。


大袈裟でも何でもなく、
心から、そのように
歩いています。



長男が、写真の空を見上げ


『あまりにも美しいね、お母さん』


と、言うので、微笑んでしまう。


主人に伝えたら、
『‘あまりにも’だなんて、どこで習ったんだ?』


と、興味津々だったので、

毎晩読み聞かせている
絵本から、覚えたのでは、
と、答えたけれども、


確かに、素敵な日本語です。



人生を楽しむって
実は、とてもシンプル。


シンプルに、
真っ直ぐ生きること。


実は、それはとても、
美しく、そしてまた
官能的だと思うのです。


媚びることも無く
淫らになることでも無く


官能的に生きるということを


フランスに来て、
教えていただいております。


美しさと官能の開花もまた

あっさりとサッパリと
シンプルなのです。



私は、人生を
楽しんでいます。



真っ直ぐに。


Sayuri ARAIDA HP

2015/11/17

貫いて生きる

一瞬のときめき、一生の軸


人生、上手く生きたかどうかでなく
人生、心を込めて生きる


打算やエゴは蝕む可能性があるが
緻密な計算はいつだって必要。


寒いときこそ、背筋を伸ばし
北風に当たって歩く


成果を求めて働くのではなく
働いた結果、成果がやってくる


人それぞれの人生に、
その人が主人公として
自由に生きるが、


人は決して一人で生きているわけではない


夢はみるものだ、
叶わなくても、叶っても


心を込めて生きるということ
心を込めて歌うと言うこと



うまい、へた、才能あるない


すべてを超越してしまう
エネルギーが


愛からの行動。

魂そのもの、の行動。


いつだって、太陽はのぼる。





ずっと変わらない軸。
変わっていくのはステージ。





Sayuri ARAIDA HP




2015/11/16

Pie Jesu (acapella)





永遠の安らぎを
彼らに与えたまえ


2015年11月13日
尊い命が、祝福へと導かれますように


心をこめて



Sayuri



Sayuri ARAIDA HP










2015/11/15

崇高なエネルギー

もう、戻れないのです。


自分が感じた心地好さに
正直に従うだけです。


それが、仮に
途方もない努力が必要であってもです。


何故なら、
それが、自分を高めること。


昨日は、テロから24時間も経っていない中、
パリ9区にある、両親の家に行って来ました。

主人の祖父であるダディ、
弟家族、みんながそろいました。


私の誕生日会を
開いてくれたのです。


愛と感謝に
心が熱くなりました。


光を浴びるのなら
闇も受け入れること。


そして、感謝をし、
愛を循環していくこと。


私は、以前の自分には
もう、戻れないのです。


自分の中の、
素直な感情に


従うだけです。


気付かせていただいてます。
感謝です。




被害にあわれた方々の御冥福を
心から祈っております。

ひとりでも多く、尊い命が
助かりますように。




Sayuri ARAIDA HP



2015/11/14

何にフォーカスして生きるか

ニュースで取り上げられているように、
パリで、事件がありました。



昨夜、深夜二時頃まで
主人とホームページの作成で
起きており、


非常に静かな夜でした。


そして、日本在住の方々から
メールやラインが届き出し、


何があったかを把握し、
すぐにニュースを見ました。


それでも、私や主人は
随分と落ち着いていました。


私も、自分で驚いたことですが、


本当に、動じるという感覚が
ありませんでした。


それでもパリで生きる
という、Asami先生の記事を
読み、自分もまた、


そのような感覚で生きていることに
気がついたのです。


昨日、宇宙に委ねることを
綴りましたが、


今、ここで生きていること。


これもまた、
生きる理由があるのです。


前回も今回もそうですが、
どんなにテロから逃げようとも


別の理由で、失ってしまう死も
あり得るのです。


家の中にいても、
隕石が落ちてくるかもしれません。


何よりも、大切なのは、
今、生きている、
この事実を受け入れることです。


そして、それは当たり前ではない


奇跡の連続です。


何と、有難いことでしょう。



覚悟しています。


安否を心配してくださった
日本の皆様。


私の未熟さゆえに、無鉄砲な
お返事をしてしまいましたこと
大変申し訳ございません。


メッセージをいただけたこと、
本当に感謝しております。




被害にあわれた方々の
ご冥福を心から祈ります。





Sayuri ARAIDA HP

2015/11/13

宇宙のエネルギーに委ねる

私は、時計を見ません。


何気なく時間を見ることで
OKです。



私は、遅刻もしません。


大事な用件は、勝手に
繊細になってくれます。


私は、決まった時間に
寝たり、食事をとったりしません。


その時その時の
心に任せます。



私は、毎日ブログを綴りません。


すべての原動力は
自分の心だからです。



どうしても、何が何でも
必要なら、手に入ります。


それ以外は、躍起になることはしません。


宇宙がそれを望んでないからです。


コントロールできるのは、
自分ですが、


ときどき、コントロールを
そのエネルギーに委ねるのです。


答えは必ず見つかるからです。


コントロールすべきは、
己のリズムです。


心地よいリズムで
いる限り、宇宙は味方、
悪いことはしない。


一瞬であったとしても


美しい瞬間を教えてくれます。


それでも何か起きたら、
リズムが狂っているか


そこから、しっかりと
学びなさいよ、と
言う事、抗っても仕方ない。


エネルギーは正直です。


エネルギーはいつだって
万全な準備をしている
身体を通して出たがっています。




万全な準備に集中して

宇宙に委ねること。


万全な準備とは、
一分一秒を己のリズムで
生きること。




それが私の生き方。





Sayuri ARAIDA HP






2015/11/12

美しき心

メッセージをくださった方々。

Birthdayメッセージをありがとうございました。



ご無沙汰になっている方からの
温かいメールを有難く頂戴いたしました。



本当に、感謝です。
ありがとうございます。



文面から伝わる心地よいエネルギー。



文章を美しく表現している方々は、


本当に、お心が美しいのだと、
心から尊敬いたします。





美しい心と言うと、
子供の心とは


本当に、美しいと
感じます。



子供を産み、自分の時間が
子供との時間となり、
この心に触れる度、



美しい心を分けに来てくれたんだと、



感謝します。


そんな折、次男は、
三日前から高熱が続き、


長男の次男への愛に、
私は、感激しております。



オモチャを扱う時とは全く別人の、


温かく、丁寧に次男に接している
長男の手の動きを見ました。



これもまた、長男が
私に、教えてくれる、


美しい心そのものです。



4歳と2歳、喧嘩も多い年頃です。
きれい事だけでは済まないのも
子育てです。


何であんなに怒ってしまったのかと
反省しない日はありません。



ですが、長男や次男の
美しい心がまた、


私を救ってくれるのです。




私自身も、見直したいと思っていますが、


美しい心と共に、
魂が揺さぶられる



そのことは、どんなことがあっても
忘れたくないと思います。







Sayuri ARAIDA HP

2015/11/11

1



1





この数字を選び、
まさか、1を四つも並べた日に



産まれてきた、ということを、



私は、誇りに思います。



ただの数字ですが、



私を篩にかける



とても、エネルギーが強い



数字です。



31歳。



30代の1と共に、



30で培ったすべての



この心が、感じるままに



感じる心のままに



生きて参ります。












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2015/11/09

新しいエネルギーを感じながら

ここ一週間ほど、鼻風邪に
かかってしまっていましたが、



ようやく、完全復活をし、
清清しい朝のエネルギーを
感じながら、


月曜日がスタートしました。







あと二日経つと、私の誕生日です。


31歳を目前に、自分の中で
新しい約束を致しました。



それは、もちろん、
全身全霊で、歌う。



ということに変わりありませんが、



その、私の歌への対価を
自分自身で設定したのです。



実は、2015年9月から始まっている
三年目となる学校ですが、



学校での演奏会に、
奇しくも、出演不可能が多い今年。



それも、ひとつのサインだと
思っております。



一年を通して、おそらく、
一回だけ、4月に出演できると
思います。



お金の交渉と言うのは、
難しいですが、避けては通れません。


無料、というのは、ほぼ無くなりました。


もちろん、主催者側が、喜んで
払ってくださる、お金に文句を付けません。


いただくお金以上の時間とエネルギーを
費やす姿勢は、決して変えませんし
この軸が万が一、私から無くなったら、
歌うことを辞めるべきである程のことです。



お金を追いかけるわけでもありません。




ただ、私の中で、しっかりと、
設定をし、それ以下の歌を歌うことは
絶対にしたくない、ということです。



いつか、私の中だけのこの設定が、
いつの間にか、叶っているかのように、



成果を気にすることをせずに、



日々、精進して参ります。



新しいエネルギーと共に、
今がスタート地点、




自分を信じて、進化を続けます。








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2015/11/08

美しく在ることとは

この週末は、大きな雲がありながらも、
気温は異例の20度を越え、



息子二人と、散歩するいい機会と
なりました。



二人とも、トロチネットを使って、
悠々と遊んでいるのを見て、



街の中心にこのように、
車の心配も要らず、
大きな広場があるのは
さすがは、フランス。


何故なら

そこは、街の市役所です。






この広場の裏側には、
小学校や幼稚園、公園
それから、小劇場があり、



幼稚園に迎えに行くたびに、
規模の大きさに圧倒されます。



街の中心地ですので、
老若男女問わず、
多くの方が、散歩しに
来ています。



次男は、そういう時に、
あまり人見知りせず、

『Bonjour !』

と笑顔を振りまいています。



大抵、彼は、とても
落ち着いているマダムに
声をかけます。



どのマダムからも、
絶賛されるその笑顔に
誇りを持っているかのようです。



しかし、昨日は、違い、
ベンチにゆっくりと腰をかけ、
美しく凛とした姿勢の
美しいマダムの隣に



小さい身体でベンチによじ登り、
マダムと同じように座って、


首を傾けて

『Bonjour !』

と、笑顔を出しました。



そのマダムは、ちらりとも
次男を見ずに、


隣に次男が来た気配で、
席をあけるために、
わずかに、横にずれました。



次男は、おかしいぞ、と


もう一度、

『Bonjour!』


と、声をかけました。



そのマダムの隣に座っていた
マダムの友人だと思われる女性が、


『Bonjour !』


と、返事をしたのを見て、
息子も嬉しそうでした。


けれど、息子は、
そのマダムが気になっているようでした。


そして、私は私で、
その美しきマダムの
呼吸に、惹き付けられました。



子供に対しても、
姿勢を崩さないのです。



二歳半の男の子に対して、
とても美しいフランス語で、


『座る時は、足で人を蹴らないよう心掛けなさい』


と、言いました。


次男は、そのマダムから
そのリズムを受け取り、
マダムの隣に静かに
しばらく座って並んでいました。



私は、その場面から目が離せず
ある言葉を思い出していました。





正義とは、押し付けること
愛とは、惹き付けられるもの






私は、その光景とマダムに
惹き付けられていました。



マダムの態度は、
以前の私だったら
どう感じていたかと
思いました。


あまりにも安易に、
冷たい、と感じていたかもしれません。



でも、今回のことで
解りました。



彼女は、愛をもって、
そこに座っていたのだと思うのです。



美しく在ること、


それは愛です。







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2015/11/07

量より質を高めること

昨日、思うがままに綴りました
Asami×Paris 共鳴とは




たくさんの方に、ご覧になって
いただいてるようで、



ありがたいと思います。



Asami先生のリンクから
いらしてくださった方が
ほとんどでいらっしゃると
思います。



本当に、ありがとうござます。




そして、文末に、述べました


『全身全霊で存在せよ』


は、これぞ、
Asami先生のオートクチュールの
真髄だと思っております。






全身全霊とは、
非常に、深い態度です。



わたし自身、そのことに気付いて以来



自分の行動を
見直しております。



妥協する隙もない人生という
タイトルで、私の歌への
全身全霊で丁寧に
ひとつひとつの過程を
行っていると綴りました。



それは、歌だけでなく、
自分の人生にも反映できることです。



人生を、全身全霊で
生き抜くと決めるとなると、



それは強靭な精神力を
必須と致します。



そこで、気付いたのは、
量より質を高めると言うことに
集中すべきだと言うことです。



より好い質で過ごす
限界の時間を知るべきであり、




Asami先生のレッスンを
一ヶ月に一回に見直したのも、


その一回への緊張感が
人生どう過ごすかの質を高めます。




そして、ひとつに、
保育園の送迎の徒歩を、
バスに切り替えました。


片道訳1.6キロメートルの
道は、今の私の速度ですと
一時間近くを要します。


片道30分で歩いていたころとは
リズムが違うので、


一時間、集中して歩くよりも、
バス停までの道、5分程を
集中し、バスを利用し、
更にバスから降りてまた
保育園までの5分程の
道を集中する。


何故なら、それが私の
今の限界なのです。


往復で訳二時間、
それこそ、集中して歩きますから、


送迎だけで、エネルギーは
消耗してしまって、


一日何もできません。


ということで、
バスに切り替えるに至りました。


今までバスを使用しなかったのは、
バスの難点があったからです。


日本と違い、時刻表がありません。
ですので、時間が読めないという
ことです。



着いた時に、バスが行ってしまって
15分待ち、ということだって
あり得ます。




しかし、それはそれで、
15分かけて歩けるとこまで歩いてみよう



あるいは、15分、息子と
お話しして待っていよう。




いかようにも、
良質な時間へと
切り替えることが出来ます。



何よりも、一回一回の
行動が、その時の最善で
あることが、大切です。



保育園へ子供を預けて、
自分の時間をいただけるというのも
本当にありがたいことです。



預ける時間にも、タイムリミットが
ありますから、



しっかりと集中すべき時間で
やるべきことをやる。



量より質を高めることは
妥協している暇がないということでもあります。




そして、それが
全身全霊へと導いてくれると
いうことです。





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2015/11/06

Asami×Paris 共鳴とは

バカンスをはさみ、二週間ぶりに
ハイヒールレッスンへと行きました。




二週間という期間は、
私にとっては、挑戦でした。



どこまで、自分の意識が
保てていたのかを知るためにも。



けれども、今回のレッスンでは
挑戦だとか、自分の意識を保つとか


そういうこと全てが、払拭されることとなりました。




Parisに降り立ち、トリニテ教会へと
足を運びました。




その時、私は、Parisの波動を
キャッチしました。



6年間で、このような感覚は
初めてでした。



そして、武者震いが起きたのです。




ここは、何と言う街だろう、と。




Parisの魔力を感じました。




Asami先生のサロンに着き、
レッスンが始まりました。



ハイヒールを履いてレッスンするまでに、
丁寧で厳しくも美しい素足のエクササイズが
ありますが、



私は、最初の椅子を使っての
片足拇指球への集中エクササイズの
緊張感を保って身体を下げたその一瞬、


そのたった一回で、
一気に目覚めました。


身体にスイッチが入るのは、
レッスン中徐々に、というのが
恒例ですが、身体の内部に
バチバチと火花が散り、
ショートしたショックを受け
一気に目覚めた、
そんな感覚でした。



そこからは、二時間半、
ハイヒールで歩くこと以外が
シャットアウトされ、


Asami先生と二人三脚で
全身全霊で受けておりました。



先生が私の背後へとお立ちになり、
同じ呼吸で、歩くとき。




先生の魔力を感じました。



つい、先ほど、このサロンに
来る前にParisという街に対して
感じた感覚でした。




このお方は、何という女性であろう。







......



.......




私は、共鳴について、
ずっと勘違いしておりました。




共鳴とは、共に共感したり、 
共有したりすることではなく、
刺激し合うことでもなく、



相手の存在により、
自分の存在に気付くこと。




そこに、リスペクトがあり、
愛があり、感謝があります。




この真実は、いかなることに
通じている真実です。




Parisは、Asami先生を
Asami先生は、Parisを。




そのことに気付き、
ブログに書けることに、
感謝しております。



そして、この気付きにより、
私もまた、向かうべき先が
より一層明確になりました。



そう。


冒頭に述べたような、
意識を保つだとか
挑戦だとか、



御託はいい。




全身全霊で




存在せよ、と。










演奏会情報
歌・呼吸法のレッスン


お問い合わせ先は

コチラ
 
sayuri.soprano@free.fr



2015/11/04

僅かな差

10月の半ばから、
ジェルネイルを
習慣化。



足も、しっかりとケアを
していただいています。



爪に施された赤の
ジェルネイルが、
私の波動をあげます。





足元にはルブタン。
ルブタンを美しく魅せる
ワンピース、素足。



鏡にうつる自分に
惚れてしまいます。



何もしない爪や
ハイヒールのない生活。



それは、僅かな差です。



やるか、やらないか。



やることを、選択し、
私の人生は、
少しずつ変化しています。



何よりも、私が
私らしくあることが、
大きな変化であり、



歌も愛に満ち溢れているようです。



10月から動き出した
変容は、11月に入り
更に加速しています。



私の、受け入れる
準備が整ったようです。



ずっと待っていてくれている



歌の女神の微笑む方へ。




最初は、僅かな差だった
選択が、変容を遂げる。



素晴らしい人生へ。




美しき街、Paris




メトロが嫌いな私は、
出来る限り、地上を歩きます。




今日は、ほんの少しの間、
太陽と青空が見え、




ハイヒールのエナメルの
ピンクに、その青さが
映って光っていました。




私の好きな存在感のある
ロッシのハイヒール。




Parisはやはり、美しい。





私の細胞一つ一つが、
その美に、応えようと
エネルギーが溢れてきます。




自然と美しくなってしまう、
ほら、シャン、としてしまう
瞬間ってあるじゃないですか?




美しいものに触れたとき。






バカンスも終わり、
ノエルまで、(ノエル後も)
全力で大暴れの予定です。





感謝です。







2015/11/02

自分を信じる

私は、決して自信家ではない。



どちらかというと、とても小心者。



だから、いつも自分を見つめている。



どうして、今、このことと
向き合っているのか、
何故今なのか。
何が必要で、何を学ぶのか。



繰り返して繰り返して、



少しずつ、進化していると
信じたい。






今朝は、何故か遠回りした。


曇り空の、どんよりした空へと
オレンジ色の葉っぱを
たくさんつけた大きな木が
生き生きと時を待ちながら
のびていたのを見て



自分へのヒントをもらったように
嬉しくなったから、




遠回りも、曇り空も
私にとっては、幸運のありか。









2015/11/01

自分へのご褒美

バカンスから戻り真っ先にしたこと。



荷解きや暖房をつけることではなく、






ルブタンに履き替えることでした。



わくわくと、静かに、
つま先から繊細に履き、



ゆっくりと、立ち、鏡を見て、
その履き心地の好さに、



時がとまったようでした。



バカンス中に、意識を抜かず、
毎日、鏡の前で、無心に
自分の脚と向き合った



ご褒美のように、



ルブタンは受け入れてくれました。



幸せです。



これだから、努力はやめられません。