2017/01/24

不利な立場を嘆くよりもチャンスに

誰かが言った。




「家の中に、植物を置きたい、
絵を置きたい、それもお洒落で
大きくて、迫力があるやつ」





私は、小さな小さな植物です。
家の中に植物を置きたい人を
待っています。
絵にはなれないけれども、
植物として、可愛がってくれたら。





けれど、その小さな植物を
欲しい、と言ってくれる人が
いませんでした。





何故なら、その小さな植物が
置いてあるお店には、大きな
植物も置いてあって、大抵、
みんな、迫力のある植物を見て、
その小さな植物に気付かなかったから。





その小さな植物は、ずっと
ニコニコと待っていましたが、
ある日、自分の置かれている
お店という環境が、自分には
不向きな場所だったと気付きました。





だったら、私みたいな、小さな植物が
欲しいんだって言ってくれる人が来る
お店に行きたい!そう思いました。




けれども、悲しい宿命かな、
その小さな植物は、廃棄処分決定になりました。





置かれた状況が違えば。
小さな植物にも興味がある人が
お客さんとして来てくれれば。





もし、私に、動ける手段と
想いを伝える方法があったのなら。





小さな植物は、小さく泣いた。









また、妄想をしてました。





さぁ、私には、動く手足、
伝える方法、言葉、音楽
全て揃っているんだ。





小さな植物じゃないんだ。





最初から諦めては何も始まらない。




冬の空は、真っ白だけど、
きれい、というよりも、寂しい。




その真っ白なキャンパスに、
葉っぱの無い細い枝たちが、
毛細血管みたいに空に向かって伸びている。





ちゃんと、春になれば、
時間が経てば、また緑の
若々しい葉っぱがつくよね。





静かに、待っているんだ。





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Sayuri ARAIDA HP




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