2014/11/26

共鳴すること

今日は、夜、主人に次男をまかせ、
今度の二月に四歳になる長男を連れて、
オペラ・ガラコンサートに行ってきました。


今夜のオペラ・ガラコンサートは、
普段共に勉強している学生のコンサートで、
音楽院が企画したものです。


客観的に舞台を拝見するとても良い機会なので、
学生のコンサートと言えども、本気で見ます。


息子も、おとなしく聞いてくれており、
すっかり、演奏会に集中し、
素敵な夜を過ごすことができました。


その中でも、曲それぞれの
エネルギー対演奏家のエネルギーについて
考えていました。



音楽は、芸術であり、計算尽くされた
美学の記がそれであり、

演奏する者もまた、芸術家であり、
計算尽くされた美学を表現しなければなりません。


今まで私は、それを、
音楽とのぶつかり合い、と思っていましたが、
そうではなく、

共鳴なのだ。

と思いました。


だからこそ、伴奏である、ピアニストを
尊敬し、楽譜を尊重し、作曲家を尊敬するのです。

舞台に立ったときに、それが成立している感覚があると
神がかりのオーラを纏い、魅惑的な世界へと導かれます。

そして、大切なのが、それらを超越して
客観的に呼吸と間が絶妙なバランスで操作できているとき、


『これぞ、美しい』

と圧倒されるのです。



私は、今まで、考えていたことよりも
はるかに視野が広がったように思い、
今後の歌に活かしていきたいと思いました。

出演者の皆様、ブラボー!

ありがとうございました!!