痛感することがあります。
それが、フランス語の発音の難しさです。
長年フランスに住んでいる日本人でさえ、
なかなか綺麗なフランス語の発音には及ばないと
そう、言われるほど、難しいのです。
しかし、歌を歌う以上、
フランス語で、劇が出来るほどの
発音力が必要になります。
更に、フランスだけにはとどまらず、
イタリア、ドイツ、チェコ
ロシア、スペイン、ポルトガル、英語、などなど
全ての言葉を使い分ける発音力を求められるのです。
今は、フランスに暮らしているということもあり
フランス語を徹底的に学んでいますが、
同時に、イタリアの明るい響き、
英語の柔らかい響き
ドイツ語の溌剌とした響き
も、オーディションでは必要です。
歌い分けることができるように
日々、鍛錬あるのみです。
何よりも要となるのは、
母音だと思います。
どの言語でも、母音を空気に乗せて
歌えることが大事です。
母音を制すること、
それが語学の私なりの美意識です。