息子たちのバカンスを利用して、五週間の滞在です。
この約20日間、勉強に集中しています。
解剖学から、身体の基礎を知り、
そこから、声楽に有効なストレッチと
筋肉トレーニングの開発。
こうして、勉強していて、感銘を受けるのが、
18歳のとき、初めてついた師匠が、
今勉強していることを、しっかりと
教えてくださっていたこと。
言葉や方法はオリジナルとなり、多少の
違いはあれども、身体の基礎と
歌うという意識の仕方は、すべて
知らない間に、私の身体に入っていたのです。
今、妊娠出産を経てもなお、
現役の声楽家として、世界で歌えるのは、
まぎれもない、この基礎のお陰だと確信いたしました。
あの18歳の、何も知らない私に、
一週間に一回、二時間というレッスンで
ひらすら、基礎を叩きこんでくださった師匠の
あの教えが、私の基盤なのです。
あの頃、もっともっと有名な曲を歌いたくて
基礎よりも、悠々と歌詞を歌いたくて、
ずいぶんと、もどかしく、
『早く歌いたい!』と思っていた自分がいたのを
覚えています。
それでも、基礎、基礎、基礎
と、叩きこんでくださったのですから、
本当に感謝です^^
身体へと染み込ませていますが、
こういうスタイルも、また、
師匠から、自然と教わったことなのだと思います。
滞在もいよいよ折り返し地点。
私は、私らしく、
見返りを求めず、
命を生き尽くしたい。
主人から、今朝、国際電話がありました。
こうして、離れていても、
私にとって、主人とは、力強い存在です。
いつもありがとう、と、
改めて、伝えました。
主人の持つ、
ピュアで、真っ直ぐなエネルギーもまた、
私が歌う上で、がっちりと、支えているのですから^^