2015/07/22

基礎の必要性

日本に来て、もう少しで3週間が経とうとしています。
息子たちのバカンスを利用して、五週間の滞在です。



この約20日間、勉強に集中しています。


解剖学から、身体の基礎を知り、
そこから、声楽に有効なストレッチと
筋肉トレーニングの開発。



こうして、勉強していて、感銘を受けるのが、
18歳のとき、初めてついた師匠が、
今勉強していることを、しっかりと
教えてくださっていたこと。


言葉や方法はオリジナルとなり、多少の
違いはあれども、身体の基礎と
歌うという意識の仕方は、すべて
知らない間に、私の身体に入っていたのです。


今、妊娠出産を経てもなお、
現役の声楽家として、世界で歌えるのは、


まぎれもない、この基礎のお陰だと確信いたしました。


あの18歳の、何も知らない私に、
一週間に一回、二時間というレッスンで
ひらすら、基礎を叩きこんでくださった師匠の
あの教えが、私の基盤なのです。



あの頃、もっともっと有名な曲を歌いたくて
基礎よりも、悠々と歌詞を歌いたくて、
ずいぶんと、もどかしく、
『早く歌いたい!』と思っていた自分がいたのを
覚えています。


それでも、基礎、基礎、基礎
と、叩きこんでくださったのですから、
本当に感謝です^^



勉強は、繰り返して繰り返して
身体へと染み込ませていますが、


こういうスタイルも、また、
師匠から、自然と教わったことなのだと思います。


滞在もいよいよ折り返し地点。


私は、私らしく、
見返りを求めず、
命を生き尽くしたい。


主人から、今朝、国際電話がありました。


こうして、離れていても、
私にとって、主人とは、力強い存在です。


いつもありがとう、と、
改めて、伝えました。


主人の持つ、
ピュアで、真っ直ぐなエネルギーもまた、
私が歌う上で、がっちりと、支えているのですから^^