2017/02/01

諦める前に

昨日から、しっかり復活し、
筋肉と脳がしっかり接続された。





声帯は、とても繊細で、
身体の小さな歪みから、
声は、驚くほど変わる。





妊娠と出産を経て、
自分が以前のように
歌おうとすると、
どうしても声がかすれ、
気息音が出てしまっていた。





声がかすれる、
息がもれる、
咳こむ、声がつまる、





私は、いつもこの
マイナスな声の質と
戦っていた。





かれこれ、次男出産から
まもなく4年が過ぎようとしている。






4年かかるとは思わなかったが、
時間がかかったのは、
おそらく、妊娠前の
25歳の頃は、何も考えずに
歌っていたことが原因だ。






脳をしっかりと使って
筋肉のどこが働いて
自分の声となって
音が出るのかというのを、
しっかりと把握していないと
正しく歌うことは出来ない。




若いころは、出来ていても。





妊娠で、下腹部に
赤ちゃんがいる、という意識は、
そのお腹を守るための姿勢になり、
筋肉もそれに応じて発達する。





歌を歌うときは、
この赤ちゃんがいて、
さらに、守っている
骨盤底筋がしっかりと
鍛えられていることが大事だ。





それは、両足で正しく
歩いていることも大事である。




外側、後ろ側へと
知らないうちに、歩く癖がつくと、
膝の筋肉は使われなくなり、
膝から骨盤へのびる筋肉も
使われなくなる。





膝の筋肉は、骨盤底筋と繋がっているから、
骨盤底筋を鍛えるには、
まず、歩き方を改善することが大事だ。





正しい筋肉を使うことにより、
骨が正しい位置へと戻る。





正しい歩き方は、正しい姿勢を創る。




そして、歌う際に必要な
筋肉で、呼吸が出来るようになる。





高い声、あるいは、
速いパッサージュなどが
ゆれたり、ハッキリせず、
艶のある声にならないのは、
骨盤底筋が緩んでいる
可能性があるということ。




私は、自分の身体から
骨盤底筋を鍛えることが
重要だと、思っている。






毎日のトレーニングでも、
声帯をしっかりと
バランスよく使えるために、
欠かさず、骨盤底筋を鍛えている。










諦める前に、することがあるとするのなら、
自分の身体を良く知ることだ。






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Sayuri ARAIDA HP




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