2015/01/24

似たもの同士の集合

オペラの稽古が始まりました。



去年は、8歳の少年役でしたが、
今年は、赤ちゃん役(笑)から大人、
しかも、女性から男性へと性転換するという役。


自分の旦那さんは、女性に性転換し、
警察官から一目惚れされ、
一日で40049人の子供を作ることに成功し、
一躍、新聞の記事で騒がれ、
嫉妬のあまり、警察官を殺してしまう役。


けれども、最後は、女性に戻り、
旦那も男性に戻り、警察官も生き返り



『愛し合って子供をつくること、戦争のレッスンよりも!』

と、声高らかに歌う役。


オペラ
『ティレジアスの乳房』のテレーズ役です。


本番は、2月7日と3月9日で、
私は、3月9日の方に立ちます。


稽古中の雰囲気が好きで
そこから沢山のアイディアがポンポンと
出てくる、それぞれが役と向き合っている時間が
好きです。


みんなで、ひとつのものを創り上げていく
けれども、最初の一番大事な一歩は

それぞれ一人ひとりの役作り。


それは、自分と向き合うこと
無になって、音楽と向き合い
台詞と向き合い、役と向き合うこと。


稽古が楽しいのは、
みんなが、その第一歩をしっかりと
歩いてきているから。


ひとまかせじゃなく、
己に責任をもっているから、
心地良い。

歌の才能をくださった神様に、
こうして、出会うすべてのこと、
ひとびとに、音楽に

感謝をしています。


幸せな、毎日をありがとうございます。