去年は、8歳の少年役でしたが、
今年は、赤ちゃん役(笑)から大人、
しかも、女性から男性へと性転換するという役。
自分の旦那さんは、女性に性転換し、
警察官から一目惚れされ、
一日で40049人の子供を作ることに成功し、
一躍、新聞の記事で騒がれ、
嫉妬のあまり、警察官を殺してしまう役。
けれども、最後は、女性に戻り、
旦那も男性に戻り、警察官も生き返り
『愛し合って子供をつくること、戦争のレッスンよりも!』
と、声高らかに歌う役。
オペラ
『ティレジアスの乳房』のテレーズ役です。
本番は、2月7日と3月9日で、
私は、3月9日の方に立ちます。
稽古中の雰囲気が好きで
そこから沢山のアイディアがポンポンと
出てくる、それぞれが役と向き合っている時間が
好きです。
みんなで、ひとつのものを創り上げていく
けれども、最初の一番大事な一歩は
それぞれ一人ひとりの役作り。
それは、自分と向き合うこと
無になって、音楽と向き合い
台詞と向き合い、役と向き合うこと。
稽古が楽しいのは、
みんなが、その第一歩をしっかりと
歩いてきているから。
ひとまかせじゃなく、
己に責任をもっているから、
心地良い。
歌の才能をくださった神様に、
こうして、出会うすべてのこと、
ひとびとに、音楽に
感謝をしています。
幸せな、毎日をありがとうございます。