2014/12/07

新鮮に生きる

慣れは、怠慢の始まりだと、
だから、初心を常に忘れずに、
そのためにも、日々新鮮に
感動する心と身体を大事に。




これは、もう、何度も何度も
繰り返し言われた、恩師の言葉です。



そして、パリの冬5年目に思う
毎年違う冬に感動している自分に、
いつまでも、パリという街は
飽きることないと、


どこをどう見ても、いつも
新鮮な発見と
新鮮なエネルギーを
与えてくれる場所だと、


そう、改めて確信しています。



と言うのも、今の通う音楽院の
声楽科の生徒たちが、

なんとなく、怠慢化しているのを
感じてしまっているからです。


去年、合格したときの喜び、
ここからまた一歩始めようと

心新たに誓ったあの日が
慣れによって、うすれてきてしまっている
そう感じたのです。

わたし自身も、そのエネルギーに
完全にのまれ、一人ではどうすることも
できないほど、


血管の血がつまっているかのように

大変な空気が漂っています。


けれども、それを変えるのは、
他でもない、自分自身だけであり、


どんな最悪な状況であっても、
自分のスタイルを貫き、
音楽と向き合って、学校に行くこと、


それしかありません。


12月に入り、一気に寒くなったのと同時に、
私を含む、学校の人々が、
何かしらのトラブルを抱えているのが
目立ちます。


寒さに身体を縮めていることで、
マインドの力が下がるのだと
それも、大きく影響していると
思います。

いかなるときも、
マインドの力を下げる行動は
しっかりと自分でコントロールして
把握し、避けるほかありません。


それでもダメなときは、
そこから、何かを学べることだとも思います。


慣れに慣れずに、
いつまでも、新鮮な気持ちで。

そう、パリ五年目でも、毎年毎日毎回
感動する学校への道のり。


この感動する新鮮な心と
ここにこうして感動できる生活と
何があってもそこにある、歌。


余計なエネルギーを使わずに(頑張らずに)
必要なことへと、全エネルギーを注ぎ、

凛と、元気に歌います。