すっかりそれらの発音がフランス語っぽくなってしまうのは、
いい傾向、ととらえておこうと思います笑
フランス語の母音と言うのは
語学を学んでいる方には解る、
とても繊細な響きをもっています。
表現に換えるのが難しいですが
あえて言うならば、
ミクロの世界が存在するかのようです。
ちょっとした口のあけ方の違い、
単語の意味合いを深く理解し
その母音を放つ音は、
本当に、繊細な作業であり、
それこそ、ミクロ単位で
調整する作業が必要です。
私の今ついている声楽の先生もそうですが、
私の主人もまた、それを聞き分ける
繊細な耳を持っています。
ですから、音楽を奏でる以前に、
フランス語がしっかりとはまっていなければ、
歌わせてもらえません。
今年は、フランス語の曲ばかりを
あえて見てきたので、
主人にも先生にも、スパルタで正してもらってきました。
そして、今、久しぶりに
イタリア語、ドイツ語をさらっていて気付いたことがあります。
どの国の言葉にも、独特の響きがあるということです。
イタリア、フランス、ドイツの
三つの国だけでも、
発語感は異なりますし、
それを、以前とはまた違った
印象を受けるほどまでに、
まったく違います。
今年の9月は、ドイツへ行く予定もありますが、
(予定は未定)
フランスにいては学べない、
生きたドイツ語のシャワーを浴びたいと
強く思いますし、これは歌手人生に於いて
必要不可欠なことだと思います。
イタリア語に関しても同じ事が言えます。
フランス語を徹底して学んだ結果、
語学、その発音の美意識の深さに気づきました。
そして、ドイツ語とイタリア語に関しては、
まだまだ赤ちゃんレベルなのだということも、
肝に銘じて、
身体に入れていこうと思います。