2015/03/28

『だからこそ』のエネルギー

先日、オペラ・ガルニエでの演奏会。



それは、私が受けたかったオペラ・バスティーユ劇場の
2014年度研修生によるガラ・コンサートでした。



そこに、生粋のフランス人はおらず、
皆、外国人として、研修所に入り、
華々しいデビューを果たしました。




フランス人が皆無、あるいは少ないのは
パリの音楽院でも同じことです。



私が通う声楽科には、
外国人は8割を占めております。




私は、これこそ、素晴らしい
国境無き世界と思うと同時に、



いかなる環境であっても、
自分の意思で、道を開くことを
許されているということでもあると思います。



『外国人だからこそ』
『母親だからこそ』
『ハンデがあるからこそ』




諦めるのは、簡単です。



もう、いいです。と、
もう、やめます。と、
そう宣言すればいいだけのことです。





辞めないからこそ、
諦めないからこそ、



そこに、人々は、感動するのかもしれません。




誰にでも、チャンスはあるのです。


でも、自分自身が、それを
信じることが大前提です。



それに気付いたとき、
改めて、自覚を持って努力することから
すべては、動き出します。