私は、楽譜と向き合っている時間が
好きで、詩や台詞が、作曲家に音をつけさせた
そのひとつひとつの音価に
しびれるように、
感動して、声に出す時間が
好きです。
それは、誰かに教わったことではありません。
何故なら、
音楽家、ひとりひとりが、
その音を表現する自由を持っているからです。
学校で、生徒として教わるのは、
もっと客観的なことであり、
内部の方までは、絶対的な信頼があれば別ですが、
教えるというのは、神業のようでもあります。
教える側と
教わる側の
立場が、離れていればいるほど、
教わる側の意思と言う、原石の輝きは
くすんでいってしまうおそれもあるほどだと思います。
私は、まだ声楽をどなたかに教えたことはありませんが、
私は、『歌の先生』というのも、視野に考えています。
そのために、今、
長い長い準備をしているのかもしれません。