麻生地の優しい白のブラウスに
薄い黄色の上品なスカート
畳のにおいのする太陽の光り
シャンと背筋をのばして
正座して、しわしわの顔に
ほっぺだけはつるつるで
優しい瞳をキラキラさせて
うちわであおいでいた指は細く
その手で何度も
私の頭をなでてくれた。
私のひいおばあちゃんが、
メッセージをくれた。
『事実を見なさい』
あれこれ勘ぐらず
起きたことを見なさい
私にときどきメッセージをくれるのは、
ひいおばあちゃんだったんだと
今朝、優しい気持ちで目覚めた。
背筋をのばすよ、
どんな時も、目を開くよ。
ありがとう、ひいおばあちゃん。