弦には、演奏前に調弦が必要と同様に
歌にも、歌う前に、調整が必要です。
最近の私は、非常に調子がいいときと
あまり乗っていないときの区別が
自分でもクリアになってきました。
これぞ、先生いらずの、
自分で調整できるステージに来ました。
しかし、ここまで来るのに長く
先生からの叱咤激励があったからこそです。
愛をこめて、時には
叫ばれ、怒られ
と、私という小さな楽器を
放り出すことなく、みてくれた
先生のお陰です。
ああでもない、こうでもない
ぐるぐる永遠に出口のない
迷路をひたすら歩いているんだ、
もう、ダメなんだと
諦めそうになったこともあるからこそ、
自分で調律できるというのは
感無量です。
先生も、喜んでくれていて、
これまた、涙・・・・
歌うことが楽になりました。
自分の身体の響きと声がのっていく方向を
自分で、見つけ、それが正しいという自信。
次は、外の世界へと挑戦してきます。
更に磨きをかけ、最高の音を響かせ
芸術の醍醐味を味わおうと思います。
真摯な努力を続け、どんなときも
芯が崩れない、大きな骨に肉付けしていきます。
楽しみです。