2016/12/31

何もしないバカンス

2016年も残すところあとわずか。


何もしないバカンス。


子供と過ごし、夫の両親と
特に母親と共に、買い物をし
料理をつくり、掃除をする。



「私は何もしていない」



と感じたが、何か望むなら
行動しているだろうし、
今この瞬間が未来に繋がっている。



そして家族とこうして
バカンスを過ごせることは
決して当たり前ではないと、
そう思うと、一瞬一瞬が
愛しくてたまらない。



インターネットもパソコンも
ない田舎の家で、ブログを
書きたいと思い、書いている。



やりたいと思えばなんとかしてしまうのが
人間の素晴らしい力だなと思う。




2016年もあと1日を切った。



31日は、家族でとっておきの
シャンパンをあける予定。






2016/12/18

Bonne fête !

明日から、新年まで、
Parisを離れ、ノルマンディ地方で
過ごそうと決めた。




ノルマンディにある家は、
インターネット接続が
非常に悪く、まず、
ネットは開けない。




それもまた、ゆっくり
過ごせる時間、と言うことだと思う。







2016年、始まったとき、
自分の人生を心から愛する
ことができたらいいのに。
せめて、2016年は、
少しでもいい年にしたいと
そう、スタートしたのを
覚えている。





沢山のことを、体当たりで
経験しながら、泣いたり、
怒ったり、苦しんだり、
悩んだり、もう嫌になって
本当に、鬱な日々もあった。




『何故、私は、こうなんだろう』




不安定な自分を、
安定にする為に、
答えを外側に求めていた。




外側に求めていたから、
うまくいかないことも、
自分以外のせいにして、
うまくいかない理由を、
ずっと探していた。




私は、ちっとも完璧じゃない。
ちっぽけで、弱い人間だと
どこまでも、気付けない
愚か者だった。




己の愚かさに気付き、認めたとき、
ゆっくりと、自分が見えてきた。




くだらない、見栄や虚栄を認め、
自分が、たまらなく好きな時間を
しっかりと味わうことを知った。




私の人生は、誰の代わりにも
ならないし、誰かの人生を
私は、決して代われないのだ。




自分は自分、
それ以上も以下もない。




唯一無二の自分で、自分の
人生を、味わえばいい、
そこには、見栄も虚栄もない。




ただ、感謝があるばかり。




2016年の最初には、
こういう風には、思えなかった。




2016年365日、に、心から感謝を。




2017年もまた、
コツコツと、精進して参ります。





貴重なお時間に、
時々、ブログを読んでくださり
本当にありがとうございました。




良きノエルを、
良き新年を。




心をこめて。





 Sayuri ARAIDA HP



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そもそも妥協は許されない

ここ最近、衝撃的なことが起きる。




17歳の時に、この道を選び、
思えば、出会う人々に恵まれ、
ここまで、育てていただいた。




17歳で出会った、師匠をはじめ、
いつだって、妥協のない教えを
いただいていたのだ。




出来る、出来ないは別として、
音楽家として、演奏家として、
そして、一人の人間として、
沢山の教養を叩き込まれた。




スタートの時から、ずっと
妥協という選択はなかったのだ。




いつも、レベルの高い場所から、
沢山の人たちが、私を引き上げ、
妥協無き、狭き門への領域へ、
導こうとしてくださったのだ。




神様からのギフトなのだと思う。








私は、今、Parisに生きる。




そしてこれからも、
このエネルギーの中で、
沢山のことを学び、
生きていくのだろう。




私の才能を信じて、
私のブロックを少しずつ
壊すきっかけをくださった
全ての皆様に、感謝を。





妥協せず、精一杯、
心を込めて、生きていきます。





レッスンのお申込み
コンタクト よりお願いいたします。





  Sayuri ARAIDA HP




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2016/12/16

心動かされる演奏

その人の音が聞こえるとき、
私は、心動かされる。




と、偉そうに書いているが、
本人の演奏を自由に
している演奏を聞くと
心から尊敬し、
本当に、憧れてしまいます。




どんなに知らない曲で、
初めて聞く曲であっても、
本人の音で演奏している曲は、
音の行きたい方向が見えて、
曲がどんな印象かが伝わってきて





頭ではなく、心でキャッチする。




想像を絶する努力をしたのだと思う。




きっと、ご本人は、そんな風に
思っていないのだと思う。




曲を愛して、愛して愛して。
どう聴かれたら喜ばれるか。
そんなことを、楽しく考えて
自分の楽器を通して、
表現していることを、
努力とは、思っていないかも。




本当に、素晴らしい演奏を
聴く機会を、ありがとう。




私も、精進いたします。











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Sayuri ARAIDA HP




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2016/12/15

一足早いクリスマスプレゼント

2013年にParisで出会ってから、
何かある節目には必ず連絡をする
心から尊敬する方から、素敵な
クリスマスプレゼントが届きました。




その量も、驚きでしたが、
何よりも、センス抜群の贈り物に、
私をはじめ、子供たちも大喜び。




素敵な人と出会え、ずっと続いている
関係に、心から感謝しております。





Parisで出会い、NY公演では、
彼女もまた、活動拠点をNYに
移したところで、偶然会え、
NY滞在中は、彼女のお陰で、
本当に素晴らしい経験を致しました。





縁とは不思議なもので、
距離などは関係なく、
ふとしたきっかけで会えることになる
というのは、神様からの贈物のよう。




NY公演のきっかけで、8年振りに
日本を代表する能芸者とも、
Parisで再会をするという縁にも恵まれました。




今日も、学校でお世話になった
先生のところへ、挨拶がてらレッスンをしていただき、
いつも、伴奏をしてくださるピアニストと
束の間の談話を楽しむことが出来ました。




音楽とのつながりで、
本物とは何かを学ぶ機会に触れ、
出会った方々と、心地よい距離で
お互いを高めていけることに、
感謝しております。




皆様も、素敵なクリスマスを。




Joyeux Noël,










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Sayuri ARAIDA HP




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2016/12/14

生かされているんだよ

来週からノエルのバカンスが始まる。



2016年の愛しき水曜日(笑)も、
今日で今年最後の一日となった。



相変わらず、出かける前に、
ズボンや下着を全部取り換えたり、
お稽古に、行きたくない、
と言う子をなだめたり、
トホホと思うことは続いている。




親としてみれば、子供の言ってることは
理不尽で、困ったものでもあるけれど、
理不尽で、困ったことをしているという
意識は無いのだし、黙って見守るということ、
それだけ、しっかりとしてあげることが出来れば、
子供はおのずと、気付く、と思う。




彼は彼、なのだから。




ま、きれいごとばかりではない。




けれども、それも、幸せの一部。




本当に、心から、有難いと思います。




生きている、それだけで充分。




夫婦で共通の想いと
共通の生き様として、
人は人、自分は自分。




いたってシンプル。




今しかできない、子供だからこそ、
許されて、自由な今の時間を、
思う存分、精一杯生きてほしい。




自分たちの人生を自分なりに
生きていってください、がんばれ。





2012年




そう願う、母の私もまた、
生かされているのですから。




感謝して、生きていきます。




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Sayuri ARAIDA HP





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2016/12/13

心に素直に生きること

昨夜、眠る前に少しだけ
運動をしてから眠ろうと
鏡の前に立った。



ほんの10分程度だと思うが、
じんわりと汗をかき、
水を飲んで、気持ちよく寝た。




そして、今朝は、あまりもの空腹で
目が覚めてしまったので、
朝から、フォアグラを食べた。




身体が、脂肪を欲していたのを
すぐにキャッチしたからで、
とても幸せな一日の始まりだった。








いかなる選択にも、
正解はないのだけれど、
正解を求めたがる。




どの選択も正しかったって
思うことが大事なのではない。



いかなる選択も、
必ず、リスクがともなう、
それさえ承知していればいいのだ。




正しいか正しくないかで
動かずにることも、選択で、
それもまた、リスクが伴うもの。




だから、心のまま
素直に生きることを選択していく方が
自分にとって平穏な時間が流れ、
リスクもまた、パワーに変化できるはず。




今日も、素敵な歌を。






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2016/12/12

使命を全うすること

ニューヨーク公演のことが、
フランスの新聞Le Monde、
12月9日に、掲載されたらしい。




私は、知らせを受けただけで
読んではいないが、
仲間の団体や、仲間が
掲載され、幸せだと
言っているので、嬉しいし、
記事にしてくれた方に、
みんな、感謝をしていた。




もし、私のことを覚えてくださってたら
心から、ありがとう、と伝えたいと思う。





作曲家のサーリアホが、
ニューヨークの秋のメディアを
総なめにしている状態。




本当に、素晴らしいと思う。




そして、縁があって、
共に仕事が出来たことを、
心から、感謝しております。




歌を歌う場所があることに、
心から、感謝しております。




それだけで、本当に幸せだ。





目の前に、たくさんの楽譜がある。





すべてに魂を込めること、
それが私の仕事であり、
私の至福の時なのです。








まもなく、修理中のピアノが
戻ってくる。




修理に携わった方へ
感謝をこめて、使っていきたい。






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2016/12/11

2017年に向けて

今、とても幸せである。




全て、必要なこと。
今の私を形成するのに、すべて
意味のあることだった。




今、心から歌うことに幸せを
感じることが出来ることに、
感謝以外の言葉は見つからない。





やはり、この気持ちになる度に、
過去すべてが、愛しいのだ。




振り返ってみれば、
その時その時が真剣だったのだから。




違和感を放っておけない。
融通の利かない脳だが、
その分、たくさんの学びを
いただいている人生だと思う。












そして、精進していこうと、
新しい決意となる。




新しい決意。




自分の人生を生き抜く。






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2016/12/09

求めなくとも、そこにある

今日も朝からオーディション探し。




歌の世界って、クリエイティブな世界だなと思う。




自分の創り出す世界が、どこまで通用するのか、
やはり、生きてきた道の生き様が最後の鍵だ。




人を魅了させてしまう、美しい人。




美しい人、美しく歌を歌う人には、
それを裏付ける生き様が見えてくる。








美しく舞台に立つその人の生き様に
我々は、声を通して感動をするのだ。




生き様とは、その人の心そのもの。
声は、心に呼応している。





歌を愛する。




その心は、あなたの声に呼応している。





心は、命そのもの。




日々精進





美しく、愛しい時を過ごせますように。






レッスンのお申込み
コンタクト よりお願いいたします。





Sayuri ARAIDA HP





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2016/12/08

ブログには魔物が住んでる

舞台は生もので、色んなことが起きる。



本番には何かしらの、魔物が住んでいる、
と、よく言われているが、ブログも然り。




16時前に自分が気付いたことを書き留めないと
『後で書こう』と思っても、書けなくなる。




16時から21時までは、子供との時間で、
その後に、書きたかったこと、
思い出しても一字一句、ピンと来ない。



今日は、朝から、オーディション探しをしていた。




昨日、修行の曜日である水曜日に、
(水曜日よ、いつもありがとう)
Parisの街角でニューヨーク公演で
共演したバリトン歌手と偶然に会った。




その時彼は私にこう言ったのだ。




『これから4つオーディションなんだ』




私は、その時、行動力がある人と言うのは
こういう人のことを言うのだ、と思ったのだ。




私も刺激を受け、今朝からオーディション探しである。




そして、ひとつ気付いたことがある。
私は、歌う場所を探しているのだということ。




だったら、、、と思い、オペラに限らず、
色んなステージで歌えるように、と
かなり幅を広げて、片っ端から連絡をした。




12月いっぱいは、オーディションの予約を取って
2017年1月からは、それらを受けまくる年始になりそうだ。




タイミングとは、奥が深いと思う。




さて、21時以降は、語学の勉強の時間。





当初書きたかったブログの内容と
全く変わってしまったが、これも縁です。




力まずに、真っすぐ立つ訓練



レッスンのお申込みは
コンタクトからお願いいたします。





Sayuri ARAIDA HP




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2016/12/07

水曜日よ、いつもありがとう

有難くも、学びが多い、水曜日。
水曜日は、子供の習い事に付き合うので、
私は勝手に、『精神修行の曜日』と決めている。




習い事に付き合うことは、いいのだが、
そこは5歳と3歳の子供、様々なことが起きる。




まずは、こちらが想定した以外のことをしだす。




習い事は、時間厳守だ。
そういうところからも、しっかり社会性を
身に着けるべく、時間にはかなりうるさい。




そして、相手は子供なので、時間には余裕をみる。




出発の10分前から準備を始める、というのは
私の中では、当たり前のことだが、
今日は、この10分で、トイレ騒動となってしまった。




お食事中の方がいては申し訳ないので、
詳細は省くが、ズボンやパンツを全部取り替える
ということとなってしまったのだ。




そして、履いている靴がまた、ブーツで、
このチャックの開け閉めが大変な靴。




しかも、息子は、事態をまったく把握しておらず
下半身丸裸で、Vの字のご開脚で悦に入っている。




『早くしなさい!』という言葉をひたすら飲み込み、
カッと怒ることを抑え、『コーユーこともあるー』と
遠くを見つめて、息子の自発的な行動を待つ。




10分では終わらず、大幅に出発は遅れたが、
それ以降も、まぁまあぁ時間に余裕をもっているので、
そのままParisへと出かけ、習い事である日本語教室には間に合った。




さて、息子が日本語から出てくるころを見計らって、
迎えに行くと、息子が満面の笑みで、飛びついてくる。



私の頭の中は『家に戻って、次は次男!いざ!』状態だが、
息子は、マイペースに、隣接している公演を指さして
『滑り台一回してもいい??』と聞いてくる。




余裕は、あるのさ、余裕は。でも出来たら
そういうイレギュラーな要求はやめていただきたい。



と、脳内をよぎるも、『一回だけね』と、息子を
滑り台に行かせる。



そこで、滑るまで、ほんの20秒あればすむようなことを、
息子は、長い時間かけて、味わっており、なかなか滑ってこない。




『ほら、早くいくよ~』をひたすら飲み込んで、
『滑り台なのに、滑らないでどーするのー』と乾いた笑いで
また、遠くを見つめ、彼の自発的な行動を待つ。




満足したところで、次は、次男!次男!と、
メトロに乗り、電車に乗り継ぎ、家へと戻る。




束の間の休憩である。




そして、次男を、迎えに行く時間となり、
のんびり長男の出発準備をもっかいして、
次男の待つ幼稚園と迎えに行く。




次男も、また、満面の笑みで私に飛びついてくる。
そして、間髪入れずに、こう言う。



『僕、今日ダンスしたくないんだけど』



知ってる。知ってるよ、毎週言うもんね。



そこで私は、すかさずこう返す。
『毎回そう言うけど、ちゃんと行けて、楽しんでるよ、
先週楽しかったって言ってたの、忘れちゃったの?』




『でも、行きたくないんだよなぁ、僕』



のんびり長男は、しゃがんで、何かを見つめている。
たぶん、きれいな枯葉を探しているんだろう。



次男の習い事は、15分後には始まるし、
次男の歩くスピードでは、12,3分かかるところへ行かねばならぬ。



昨日、新しい手袋を買ったのを思い出し、それを利用。
『あ!素敵な手袋だね~それダンスの先生に見せようよ~』
私は、ドキドキしながら、彼の返事を待つ。




『うん!見せるぅ!!』




私は、心の中でガッツポーズをした。




そして、何とかダンスの時間に間に合い、
長男と、家に一回戻って、夕飯の支度をし、
すぐに、もう一度、ダンスの場所へ迎えに行く。




次男は満面の笑みで『ダンス、楽しかった!』と
言うのである。だったら毎回、すんなり行ってくれ~と思うも
『良かったね!来週も楽しいよ、きっと』と言う。



のんびり長男と、次男と手をつなぎ、家へと帰宅する。



お風呂だ、着替えだ、ご飯だ、歯磨きだと自発的行動を
見守りつつ、時々、手伝ってあげて、いざ、就寝となる。




どこかで、怒鳴ったら、私の負け。
イライラを抑えて、自発的行動まで待てたら勝ち。



そんなことを想いながら、過ごす、水曜日なのである。








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2016/12/06

Skypeレッスン開講とレッスン料の変更

以前、書かせていただきました
レッスン料を大幅に変更いたします。




レッスン内容は、変わっておりません。




舞台に立つことで培っている
経験からのレッスンですので、
今の段階で、下記改定した料金が
適当であると判断いたしました。





初回100分 50ユーロ
2回目以降90分 50ユーロ

定期的メンテナンス1回45分 35ユーロ
(こちらの定期的レッスンは、
初回含め、4回受けてくださった方から承ります)



また、Parisでのレッスンに興味があり、
海外にいらっしゃり受けるのが現段階で
難しいという方へ




Skypeレッスンを開講いたします。




Skypeレッスンでは、
トレーニング方法伝授の
30分のレッスンとなります。



<Skypeレッスン>
30分 20ユーロ



お申し込み先
コンタクトよりお願いいたします。




お申込みいただいた方へ
24時間以内に順番に返信いたします。
どうぞ、宜しくお願いいたします。











安定感ある姿勢と、安定した呼吸は
骨盤底筋を意識することから始まります。




それがベースにあれば臨機応変に
対応できるようになります。




もちろん、身体は繋がっている
ひとつのユニットであり、
骨盤底筋だけでないところからの
アプローチも必要となる時もあります。




一対一で行うレッスンですので、
今の身体の状態を見て、
長所を伸ばし、短所を補っていくよう
じっくり見ていくこと大切にしております。










多くの方が、自然な状態の中で
歌う喜びを味わえますように。






(HPお休み中)



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2016/12/05

いかなる時も美しく







とにもかくにも、英語は必要である。






そう痛感して、勉強しているが、
フランスに来たばかりの頃、
フランス語がまったく
聞き取れなかったように、
英語もまた、聞き取れないでいる。





なので、スティーブ・ジョブスの
有名なスピーチを聞きながら、
聞き取れた分だけ、とにかく
書き留めるという練習を始めた。






長いこと机に
かじり付いていた。
それを言い訳に
姿勢も悪くなった。




ふと、その姿を想像してみた。





私は、美しいだろうか?





いや、美しくない。





そこで、身体のラインが
はっきりわかる、
ワンピースに着替え、
ハイヒールで
鏡の前に立つ。





身体の至る所に、
光があたり、影ができる。
長い髪がデコルテを
フェイスラインを
隠したり出したりする。






そして、もう一度、机に戻り、
書き取りの練習を始める。





心なしか、さっきよりも
集中力が増し、何よりも、
ひとつひとつの行動に
心がこもる。









私のたまらなく
愛するエネルギーを
英語の勉強中にも
感じることが出来る
という感覚があった。





時間は、平等で、
投資するしないの
意思にかかわらず
刻一刻と刻み進んでいくのだ。





新しい習慣のお陰で、
また改めて自分の軸に気づく。





いかなる時も、美しく。





言い訳はなし。





・・・





スティーブ・ジョブスの
このスピーチは、ずっと
好きで以前から聞いている。
もし、お時間ある方は
是非、聞いてみてください。








レッスンのお問い合わせ先
コンタクトよりお願いいたします。







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2016/12/04

人は一人では生きていけない

大切なことは、誰に教わるでなく、
自分で気づいていくことだ。



しかし、自分一人で生きていては
大切なことには気づけないものだ。




人との関わり合いの中で
気付くことができる人は、
それだけで、幸運だ。




気付くことを、恐れないこと。





この世で、いわゆる、成功をする、
というのは、他力本願では成り立たぬ。





しかし、他力本願ではいけない、
と、自分を締め付けるのも良くない。





人との関わり合いで気づく勇気が
あるのなら、人を頼ることは
何も、悪いことではない。





どっぷり浸かってしまう依存ではなく、
自分とは違う視点から見る風景が
必要な時もあるのだから。





そして、自然と、
湧き出てくる、感謝の気持ち。











どう生きたいのか。
ぶれぬ軸がある限り、
答えは自然と導かれる。




いつもありがとうございます。






レッスンの申し込み先
コンタクトよりお願いいたします。






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2016/12/03

歌に命を吹き込む

骨盤底にある筋肉を鍛える。




これが体幹をつくり
凛とした佇まいとなる。




体系は関係なく、
身体のコアである
深層筋肉に気づけること。




だが実は、この筋肉は、
『おお!鍛えられている!』
と、手に取るように解る
筋肉の種類ではない。




目に見えず、
手で触れず、
音もしない。




それでも、コツコツと
正しい訓練を積むことで
確かな成果が出てくる。




2013年4月に
次男を出産し、
今、三年半たって
少しずつ分かってきた筋肉。




この部分がしっかりすると、
・正しい姿勢
・美しいドレスの着こなし
・正しい発声
・どの音程も安定
・力まず呼吸ができる
・長時間のフライトも疲れない
・ちょっとやそっとじゃぶれない




という恩恵がある。
私の場合だが。




素晴らしい恩恵を受けながらも、
メトロポリタンの支配人!?
と聞いて少し力んでしまったのは
本当に、良い経験だった。
トンネルを抜けた先へ





克服できる部分があるのは
有難いことだし、何よりも
どんな時でも、いかに
頼れるのは、最後は自分だと
いうことに、気付かせてもらえた。






骨盤底筋を鍛える方法は
美しいアラベスクや
バレエや新体操の
準備運動から取り入れている。









ヴォカリーズだけで、
じんわりと汗をかく。




正しい姿勢、呼吸、発声は
血液の循環を良くするのだと
思う。



それを、ベースにして、
表現は生きたものとなる。









生きるは歌うこと、
歌うことは
進化すること。




レッスンについての
問い合わせ先
コンタクトよりお願いいたします。




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2016/12/02

Parisでの演奏会決定

人生は、実に面白い。




私は、一般の高校から
東京音楽大学へと進み、
大学で、音楽の基礎を
学んだ。




楽譜の読み方も、
大学で学んだのである。




私は、楽譜は、
ト音記号とヘ音記号でしか
読めなかったし、
それぞれに調が存在し、
ドレミファソラシド
の高さが変わることなど
知らなかった。




ピアノも弾けなかった、
ソルフェージュも
出来なかった、和声も
分析できなかった。



歌うことが、好きで、
その為に、沢山のことを
学ぶ必要があると、
大学で知ったということだ。




それらを、ひたすら
克服していく、ということ。
それが、私のスタートだった。






そして、今、新しい曲を
渡されて、おののく。



エサ⁼ペッカ・サロネン作曲
サッポーについての5つのイメージ




いやはや、難しい・・・





渡された楽譜におののき、
『難しいな~』とは思えど、
実は、『出来ないな~』とは
ヒトカケラも思わない。




楽しくてわくわくしている。
スタートからの克服してきたことを
考えれば、断然面白い。




舞台の表と裏。
どちらにも全身全霊。
人生って面白い。




ありがとうございます。




有難いことに、こちらの
曲の本番は、Parisにて
6月に歌います。
詳細はまた追ってご報告いたします。






レッスン承っております。
レッスンへの想い~愛の循環~
レッスンへの想い~コントロール力を養う~
レッスンへの想い~価値観とビジョン~

お申し込み先
コンタクトよりお願いいたします。






(HP整備中)





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2016/12/01

レッスンへの想い~価値観とビジョン~

あなたは今、まさに
演奏しようとしている。



しんと静まり返り、
今まさに、身体の芯は
マグマのように燃え、
研ぎ澄まされた感覚で
舞台に立っている。



静かに息を吸い込み、
張り詰めた緊張感の中
あなたは間を司り
音を奏でるのだ。




神々しい佇まい
圧倒的存在感
大地と繋がり、
あなたは光り輝く。




音楽の女神は
あなたを無の境地へ誘う。




誰かに評価されることに
フォーカスするのではなく
自分の世界が広がる
可能性にフォーカスする。









演奏家にとって大きな支えとは、
紛れもなく、己の訓練である。



しかし、ただ、がむしゃらに
訓練を積めばいいというものでもない。



穴の開いたバケツで、何度水を汲んでも
穴を塞ぐことをしなければ、水は汲めない。



今の体に、何が必要なのかを見極め、
一対一のレッスンで、じっくりと
改善していくことを大切にしております。



レッスンのお申し込みは、
コンタクトからお願いいたします。



初回100分 50ユーロ
2回目以降90分 50ユーロ

定期的メンテナンス1回45分 35ユーロ
(こちらの定期的レッスンは、
初回含め、4回受けてくださった方から承ります)


レッスンは、Parisサンラザール駅から
15分程の近郊外にある自宅にて行います。


詳細は、お問い合わせいただいた方に
送らせていただきます。


また、海外にお住いの方へ
Skypeレッスンも開講いたしました。
こちらは、一回30分、20ユーロになります。



お問い合わせは同じく、メールへお願いいたします。




レッスンへの想いを三日間
綴らせていただきました。


レッスンへの想い~愛の循環~
と、レッスン内容が書かれている記事
レッスンへの想い~コントロール力を養う~
も、お読みいただけましたら、嬉しいです。





感謝をこめて。






(HP調整中)




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2016/11/30

レッスンへの想い~コントロール力を養う~

何故か、目を引く人、
目立つ人、華があり、
つい目で追ってしまう。




どうしたら、そうなれるのか?




華がある人には理由がありそうだ。




けれども、一番惹かれてしまうのは
それが、鼻につかぬ、自然な状態であることだ。




それを、舞台という場で、
まるでコントロールしていないかのように魅せること。




歌う際に、どこまでも、自然であること。




その為に、日々の訓練が意味を成す。



緊張からくる浮足立つことを
コントロールすること。



それにはまず、身体の細部まで
意識が及んでいること。




その要となるのが、骨盤底筋。



そこを、鍛え、しっかりと土台をつくること。









明日は、価値観とビジョンに
ついて、綴りたいと思います。




(ただ今HP編集中)



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2016/11/29

レッスンへの想い~愛の循環~

レッスンを再開いたしました。




今年の10月からブログを
再開した時から、
一番大切にしていたこと。




それは、自分の軸、
ぶれない確固たる意志、




つまり、舞台で美しくあるために
日々を美しく過ごすことである。





生半可な覚悟ではなく、
歌うことで、道を切り開く、
歌うために、必要なマインドで
身体を普段からつくり、鍛え、
日常にもまた、活かせる。




常日頃からコツコツと磨くことは
必ず、舞台や演奏会でぶれない軸となる。




これまでの経験を、
レッスンという形で、
循環できたら、と思う。











明日は、レッスン内容を
綴りたいと思います。




Sayuri ARAIDA HP




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2016/11/28

ひとつの大きな疑問

時差ボケも回復し、
いつも通りの日常を
いつも通りの意識で
過ごそうと、月曜日が始まる。



鏡の前に、いつも通り立ち
いつも通りの運動を始める。



何だろう、疑問が湧いてくる。



『私は何のために歌っているんだ?』



鏡の前に映る自分を見て、
ニューヨーク公演中で
得た、何かを、感じている。



これは、確かに、
ニューヨークへ行く前、
二週間前にはなかった
何か だ。



そして、思うのである。



私は、何のために歌ったのだ?



今、ここにいる、新しい
感覚の中で生きる私は、




ニューヨークの舞台には
いなかったんだ。



なのに、今、ここに
いつも通りの日常に
ひょっこり現れた・・・



私は、いつも通りの日常を
磨くために、歌っているのか?



いつも通りの日常が、
歌を磨いているのか?



なんにせよ、歌は私と
共にあるのだろう。



次のノルウェー公演で、
この掴んだ何か得体のしれない
感覚を、出せるよう。




また、日々、コツコツの
努力の道が始まる。




有難いことだ。







歌のレッスンを再開しております。
ご興味ある方、発声や姿勢で
お悩みの方、お気楽にご相談ください。
お問い合わせはこちらからどうぞ。




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2016/11/27

愛する時を過ごすこと

日々、生活している中で、
起きるすべてのことに



良し悪しはなく、



自分のとらえ方次第で
どうにとでもなる。




だから、起きたことを、
良いと決めて、喜んだり
悪いと決めつけて、
反省したりするのもいいが、



それが、本当に自分が
心から望んでいることなのか




振り返って、自分の判断に
あれで良かったのだと
思えるかどうかも大事だ。




良し悪しは別として、
結局は、自分でOKと
許し、愛しく思えるなら
万事OKということ。



今日も、自分を
認め、許し、愛し
これでいいのだ、



と思えること。







これでいいのだ。
全て愛しい時であった。




と思うのは、僅かな差でも
未来はどうなるか。




それが、一番、楽しみだ。




Sayuri ARAIDA HP




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2016/11/25

トンネルを抜けた先へ

世界に誇る、オペラ劇場、
ニューヨーク、メトロポリタン劇場。




幸運なことに、私は、
その劇場のディレクターの前で
歌うこととなった。




またとないチャンスであったと思う。




しかし、私は、自分の力を
出せずに、あっという間に
本番は終わった。




私の努力は、泡となって消えたようだった。




ここ数日は、そのことに
随分と気落ちしていたが、




しかし、これもまた、チャンスだ、
と思考を切り替え、トンネルを抜けた。




失敗を、失敗で終わらせないこと。




悔しさをバネにすること。




経験から学び、活かすこと。




自分の精神力の脆さに気付けたことは
今後の声楽人生において、大きな気付きである。



新しいスタートの時にで書いた
『成功で得るものは新しいスタート地点』




成功でなくても、失敗でも
経験は、成長のために、
新しいスタート地点を
あたえてくれるのだ。





日々、感謝、そして、精進。







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2016/11/24

新しいスタートの時に

ひたすら、努力を続けること。



ひとつの成功で得るものは、
新しいスタート地点だと思う。




新しいスタート地点は、
今までの努力が実った
素敵なご褒美だが、
そこに立つことと引き換えに、
責任感は、一段と大きくなる。




どの道も、誠実に、謙虚に
常に、自分を疑って、向き合い、
進んでいくという共通点があるのだ。




浮足立ってしまうときもある。




その時は、周りに視野を広げる。




誠実かつ、謙虚。




有難いことに、私の周囲には
素晴らしいお手本となる方々が
いらっしゃる。




新しいスタート地点。







Sayuri ARAIDA HP



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2016/11/23

プロ意識を高める

2016年11月19日、20日と
『La Passion de Simone』
ニューヨーク公演、
お陰様で無事に
やり遂げることができました。



更に、追加となりました
『L'amour de loin』のトークイベントで
メトロポリタン劇場専属マネージャー、
作曲家カイヤ・サーリアホ、
脚本家アミン・マールフ、
の、豪華なお三方の前で、
11月21日、歌ってまいりました。





そして、無事に、Parisに
戻ってまいりました。




少しずつ、紐を解いていくように
文字にして、整理できたらと
思います。




今回の公演で、心深く、
学んだこと、気付いたことは、
『プロ』とは何か、
ということです。




とても、厳しい世界へ踏み出す前に
覚悟を決めることです。




覚悟は、土台であり、
エネルギーの源であり、
厳しい世界でも悠々と
立ち向かっていける
知恵を生み出します。




芸術の世界をなめれば、
それが己自身に返ってくるだけです。




有難いことに、
半年後にも、ノルウェーにて
同じ、『La Passion de Simone』を
歌います、




この半年間は、ラッキーなことに、
それ以外のことは考えずOK状態であること。




神様からのギフトと思い、




語学力のUPに力を注いでいきます。








半年後の自分が楽しみです。




最後になりました。
いつも、応援してくださるあなたへ。



心から、感謝を申し上げます。
お陰様で、少しずつですが、
終わりなき、螺旋階段を
昇り始めることができております。




いつも、ありがとうございます。
愛をこめて。




【お詫び】
サーリアホのニューヨーク初演
邦題【はるかな愛】のフランス語が
間違っておりました。


訂正致しました。
正しくは【L'amour de loin】でございます。

大変失礼いたしました。





Sayuri ARAIDA HP






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2016/11/12

シンプルであれ

自分に酔うことと
無になることは
共存する。



この世は、陰陽の世界だ。



陰を極めていけば陽に転じ
陽を極めていけば然り
陰に転じる。



光があるから闇があり
闇があるから光がある。



死と生、
動と静、
男と女。



二極の世界は、異なっているようで
繋がっている。



ものごとを、型にはめて
見ようとするから、
本物と偽物がぼやける。



ただの情報に翻弄され
人間本来の生き方を忘れる。



ものごとをありのままに見つめる力。



自分を心から愛すること。



そして、流されることなく、
無であり続けること。



偉業なんかではないのだ。



人間誰もが持っている力だ。




シンプルである。




するか、しないか。










生きやすくするのも
生きにくくするのも



己次第。




Sayuri ARAIDA HP




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2016/11/11

2016年11月11日に

いつもよりも、
研ぎ澄まされた感覚で目覚めた。



これは、私の思い過ごしで、
勘違いかもしれないと、
言い聞かせて、いつも通り、
朝の運動を始めた。



いつもエンヤの音楽に合わせて
一時間ほどのストレッチを行う。



いつもと違う音が耳に入る。



こんなにも、美しい音楽だったかと、
新しい音楽を聞いているかのようだった。



息子たちが起きてくる。
(フランスは、11月11日は祝日)



『お誕生日、おめでとうございます』



可愛い可愛い二人の息子から、
抱きしめられ、心が安らぐ。。



その後、Parisで稽古があったので、
いつも通り、でかける。



朝の新しい太陽が燦々としていた。



こんなにも、眩しかったのかと、
朝の空気を味わいながら、でかけた。



稽古が始まる。



美しい、美しい、美しい。



涙が出るほど、美しい。



新しい音楽と出会ったみたいに、
新しい感動があって、
いつもと違う、発見があった。



仲間から、
『J'aime ce que tu fais 』
『僕は、君のしていることが好きだ』
と、何度も、歌わされた。



勝手に、雰囲気が高揚していく。



稽古が終わって、
『じゃぁ、空港で!』
と、キスをする代わりに
『Joyeux anniversaire !』
『お誕生日おめでとう』
大きな、包みを渡してくれた。



中は、偉大なアーティストの
書簡集であった。



マリア・カラスの直筆の手紙。




もちろん、レプリカだが、
その量の多さ、更には、
彼女の、現役時代の写真も
入っていた。



こんな、素敵な贈り物を思いつくなんて。



どうやら、朝感じた
研ぎ澄まされた感覚は、
私の勘違いではないらしい。




どうやら、私は、
祝福されているらしい。








帰宅すると、愛するパートナーが、
私の大好きなチョコレートケーキを焼いて、
大きな、真っ黒の素敵な帽子を
プレゼントに用意して待っていてくれた。



美味しいランチを家族で食べ、
今朝の録音を聞く。




自然と、涙が出た。




心から、父と母に感謝した。




生んでくれた。



ありがとう。




本当に。




人生で、こんな美しい日が
訪れるとは、何という恵だろう。




感謝しかない。




何があっても、私は、大丈夫。




皆様、本当に、ありがとうございます。

今日、お陰様で、
32歳の誕生日を
こんな素晴らしい気持ちで
迎えることができました。




心から感謝をこめて。




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2016/11/10

何故自分軸が大切なのか

ニューヨークでの公演がせまっている。




しかし、私は不調である。
どうしようもないくらい、
不安がつきまとっている。




声帯に疲れが出ていて、
声がかすれてしまっているのだ。




歌手なら、この状況であれば
パニック寸前であり、
どうにかして、良くなる方法をと
この不安を払しょくする方法を
考え出すだろう。



私もその一人だ。
現に、今、非常に不安である。




しかし、こうも考えられるのだ。




神様からの何らかのサイン。




まさか、ここにきて、私に
試練をお与えになるとは
思わなかったが、
これも、試練だと思うのだ。




そして、答えはわかっている。




何に、フォーカスし、
何のために、歌うのかを思い出すこと。




溢れるエネルギーを忘れてないか。
歌えることの幸せを、有難さを
当たり前に思い始めていないか。
テクニックばかりに走って、
本質をないがしろにしていないか。




苦しい時こそ、大変な時こそ
大きなエネルギーを受ける機会です。





表面だけをみて、焦るのではなく、
深く、じっくりと見つめてみること。









何も、失敗することを恐れることはない。




成功が目的ではない。
賞賛が目的ではない、
もてはやされることが、目的ではない。




もっと大切な
生きる軸を、太くしていくことだ。




声がかすれるという不安が
あったとしても
私は、堂々と、舞台に立つ。





それが、私の生き様。





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2016/11/08

緊張感を味方に変えること

フランス、デンマーク、アメリカ。




本当に素晴らしい機会を
頂いている、私の歌の人生。




上を見ればキリがないが、
まだまだ、更なるステップアップが
必要なのは確かである。



それは、目に見える結果のことではなく、
己自身のステップアップである。




舞台で、美しくあるために、
日々を美しく過ごすこと。



惜しまぬ努力を続けること。






努力の質を、もっとあげること。



凛と張り詰めた緊張は
不必要なものを弾いていく。




純粋で美しい世界で
一瞬一瞬を心込めて過ごす。




もっとピンと張った細い糸のように
繊細でFragileな世界の中で。




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2016/11/07

諦めない限り、チャンスはやってくる

いよいよ、次の日曜日は
ニューヨークへと旅経つ。




当初、一回きりの公演と
聞いていたが、二回に増えた。



そして、この公演とは別に、
ニューヨーク市内での演奏会が
更に一つ増え、



三日連続で歌うこととなった。

  


何というか、感無量である。




その分、体力への気遣いは
かなり神経質になっており、
一切のキスを禁止、と
家族に伝えてある。



どこに風邪菌が潜んでいるか
解らないし、防げるものは
防ぎたいと思っての行動だが、




有難いことに、家族は
納得して、受け入れてくれている。




毎週末は、子供と共に、
風の子のように遊びまわるが、
それも、なるべくせず、
来る時の為に、温存すると決めた。




明日から、本番までは
気の抜けない日々が続く。




毎日を、気の抜けない日々と
思い過ごしているが、
やはり、本番があるという
緊張感は、有難くも、
自分で創り出す世界以上に
ピリピリとしている。




それもまた、たまらなく
好きな時間でもある。




二年前、私はバスティーユの
オペラ歌手研修生に応募したが、
書類審査で落とされてしまい、
私の歌声が届く機会すら
与えられなかった日のことを
思い出す。



そして、今、もくもくと
静かに行動してきたことが、
ニューヨークに続いている。



諦めずに、続けること。



そして、自分にとり、
すべては試練であり、
乗り越えることが
次の道へと続いていくのだ。




決して、慢心することなく、
ひたすらに、努力を続けていきたい。



どんな状況でも、
めげずに、歌っていきたい。






応援してくださっているあなたに。



心から、感謝を込めて。



いつも、本当にありがとうございます。
頑張ってまいります。





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2016/11/06

『美』への欲求は愛へと

連日心を痛めるニュースを目にします。




戦争、難民、奴隷、差別、迫害、暴力、
そして、いつも犠牲になるのは、
弱い立場の人たち、つまり
女性や子供たちである。



今日は、私たち夫婦の結婚記念日で、
昨夜から、今日のために、
おいしいワインを選んだり、
お肉屋さんでお肉を注文したり、
ケーキ作りをしたりと、
わくわくして過ごしていた。




けれども、そんな平和の裏では
どこかで、誰かが、悲しみと
苦しみの中に、生きているのだと。




戦争を、もし、この世の中がうまくいくために、
やむを得ないことなのだとして、遂行するのであれば、




戦争によって、どれだけの素晴らしい世界が
待っているのかを示してほしい。




戦争を指揮する上層部の人間たちが、
おいしい思いをするからするのではないのだと、
はっきりと示してほしい。



人々が服従するのは、何故か?
いや、どういう時に、同意のもと、
奴隷という煽りすら無しに、
人々は服従するのか。



万人が、その価値と偉大さに
理解を示した時である。




どの集団であれ、トップとなる人間は、
象徴であり、厳格に制限された自由の中で生きる、
そして、人々の正しい服従によって報われるという
存在となるべきである。




真の人間的秩序についての思考を
絶えず意識にとどめる人は、
大いなる希望がある人である。



自らの中に、善を求めるとき、
自然の美、宇宙の秩序を見出す。



それは、崇高なエネルギーの現存を
感じるのである。



そして、一人一人がこの世にとり、
有用であり、不可欠という自覚に
責任をもつこと。



また、自分の利益に直結しないことでも、
責任を求めること。



戦争を指揮している上層部の人間に
そういう人間がいるのなら、
こんな混乱にはならないはずである。



私たちは、自分をとりまく一切のことは
コントロールできません。




しかし、自分をとりまく一切のことを
自分で選択することはできるのです。




何を選択し、何をフォーカスして生きるのか。



人間一人の力が、どれだけ素晴らしく、
その私たちが暮らす、地球という星が
いかに、素晴らしいパワーで宇宙に存在しているのか。







「戦争は、悪だ、反対です、だから排除しないといけないのです」




このような注意力の向け方は、
結局戦争、悪、ということに意識がいくので、
永遠に、平和は訪れないのである。




世界はこんなにも美しく
人々はこんなにも神々しい。



世の苦しみ悲しみの中で
それでも逞しく生きている人々は、
人間の本来の姿となり、
尊い光り輝く存在です。



一人一人が、気付くこと。



そして、少しずつ広がるその
注意力が、いつか世界を変えますように。




どうか、いかなる状況でも、
諦めないでください。



私も、あなたも、
この世で有用で不可欠な
命を持っている
美しき人なのですから。




世界を変えるきっかけとなる
一人であるという
誰もが持っている可能性に
気付かせてくれた
結婚記念日と連日のニュースに、感謝。





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2016/11/04

受け取りたいのなら与えることから

私たちが一番多くしていること、
と言えば、歩くことだと思う。



二週間前くらいに、
地道な努力を続ける理由
で見つけた骨盤底筋を
感じながら、歩いている。



そして、その筋肉を中心に、
上には腹筋があり、下には
太ももの筋肉や殿筋がある。



骨盤底筋がしっかりとすると
(私の場合は出産により
骨盤底筋と歌とに密接な
関係があることを知った)
歩き方に変化が訪れる。




腹筋や殿筋、太ももの筋肉を
使うので、歩くだけで
汗をかくほどの運動だ。



そして、腹筋と太ももを
骨盤底筋を中心にして
上下にぐっと引き延ばす
感覚で、背筋が伸びる。



これは、骨盤底筋がしっかりしていないと、
ただ、背中が反って、腰を痛める。



毎日、時間を見つけて
鏡の前で、自分の体を
鍛えているが、



日々の地味で地道な努力は、
少しずつ、花を開き始めている
ような気がしてならない。




とは言っても、まだまだ
これからである。




背中が反らず、
凛とした姿勢で、
舞台に立つこと。



安定ある呼吸で、
歌を届けることができたら。




やはり、ゴールというのは
いつまでも、遠い。



でも、お陰で数えきれない
学びがあって、すべては
自分の財産だ。



投資した時間は、
必ず、返ってくる。







すべてに感謝。


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2016/11/03

何もかもは経験から学ぶこと

バカンスが明けた。



10月の半ばから
二週間ほどの秋休みが終わり
日常が始まった。




と言っても、そんなに
変化が無いと思っていたが、
いざ、今日始まってみると
様々な変化に気づく。



以前なら、そのことを、
随分と気にして、
『頑張って元に戻さなくては!』
と、バカンスの皺寄せを
一生懸命片づけていた。




今は、まったくそんな気持ちはない。




バカンスであれ、何であれ
その時を心から楽しんでいること。




それでいいのだと、思うからだ。




誰の人生でもなく自分の人生。




心から楽しめなくても
焦っていたっていいし、
怠けていたっていい。




また、皺寄せだなんだと
片づけたいのなら片づけたっていい。




何でもありで、
なんにせよ、幸せなのだから。



と、好きに綴る今のこの時間も
たまらなく好きである。



子供たちが寝静まり、
エスプレッソを味わいながら
書きたいことを書く。








感謝。




そんな私の独り言を
時間を割いて読んでくださっている方に、
心から感謝いたします。





Sayuri ARAIDA HP




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2016/11/02

すべては己の選択だから

地道な努力を続けること。



自分の道を自分で切り開きたい、
ではなく、
切り開いていっていい、
という選択が広がった。



誰かのために生きて、
誰かの言うことを真面目にこなし、
褒められれて嬉しい
褒められないと焦る



そして、他人の視線、他人の意見が
気になって気になって
自分を出すということが
どういうことか解らないでいた。



でも、違和感を感じていた。
私は、このまま、言いなりになっていれば
それでいいのだろうか?



万が一、私の傍から誰も居なくなったとき



私は、どうやって生きるのだろう?
それでも、また、似たような人生を歩くのだろうか?




何故、私はしないのか?




自分で、自分の人生を切り開いていくことを。







一度きりの人生を
どう生きていくのか。



己の選択次第なのだと
腑に落ちて理解した時、



とてつもない、責任感を
感じたけれど、
私は、それを背負って行ってでも
自分の道を生きたいと




とても喜んで、そうした。




まだまだスタート地点。
どんな人生を進むのか、
心からわくわくしている。





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2016/10/25

La passion de Simone

La passion de Simone
『シモーヌの受難』



この作品は、もともと
オラトリオとして書かれた。



カイヤ・サーリアホ作曲
アミン・マアルーフ脚本



シモーヌという女性。



1909年生まれ、1943年亡くなる。




ユダヤ人であり、女性であった
当時の彼女の生きる道は、
あまりにも、想像できぬ
苦しみ、憎悪があったに違いない。




シモーヌは、その運命を
受け止め、更に自らの
原動力へと換えるという
誰もが避けて通ろうとする
道を生きることを選んだ。





彼女の生きた道、生き様は、
後世に光となって輝きを
残し続けている。




彼女は34歳という若さで
この世を去っている。



何故、死んでしまったのか。




脚本家であるマアルーフが、
彼女の生きた道を辿りながら
その答えを探そうとする。




そこに、サーリアホが作曲。
サーリアホ自身も、シモーヌの
数々の遺作から影響を受けた。




2013年にサーリアホは、
自身の子供たちのために、
室内楽版をつくる。




サーリアホの息子は
演出家としてこの
室内楽版『シモーヌの受難』に
演出をつけた。





La chambre aux echosという
ラ・シャンブル・オ・ゼコと読むが
サーリアホの息子と
その友人らで立ち上げられた
この団体は、2013年から
フランス国内、ヨーロッパ各地で
この室内楽版『シモーヌの受難』を公演している。




この室内楽版の登場人物は、
ソプラノソロ、
ソプラノ、メゾ、テノール、バリトンの
4人のコーラス
そして、語り手という
6人である。




ソロやコーラスに
特別に役名はない。





今年の6月には、
ニューヨークで
別の団体が室内楽版で
初演を果たした。




私たちは、その次に続く
第二弾として、
ニューヨークで
来月、公演が予定されている。





私は、ラ・シャンブル・オ・ゼコ
という名前がまだ無かった2009年の
初期から、ともに仕事をしている縁で、
シモーヌの受難は、
2014年のクレルモン・フェラン
というフランスの真ん中にある
街での公演から携わっている。





2016年1月にはデンマーク初演歌った。




そして、来月のニューヨーク公演、
更に、来年の5月にはノルウェー公演で
この作品を歌うこととなっている。




シモーヌの求めたすべては
誰もが求める魂の欲求であり、
誰もが手にすべき、真理なのだ。




ただし、ひな鳥のように
口をあけているだけでは
到底味わえるものではない。




自らが行動を起こし、
求めようとしたその過程こそに
答えがある。




シモーヌが死んでしまったことは
たしかに、非常に残念である。





キリストは言った。




『主よ、何故私を見捨てたのですか』




どの魂も、孤独であり
楽な道も、過酷な道も
生き行く先は同じなのか。




La passion de Simone








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2016/10/24

すべては注意力

舞台に立つとき
360度すべてに注意を払う。




どこに照明があって
どの角度が一番映え、
客席から見て見ごたえが
ある場所に注意し、




正しい呼吸ができるよう
姿勢に注意し、




いかなる時も、
役であることに注意し、





物語を進めていくことに
注意をし、




音楽と一体となることに注意する。









日常をどう過ごすか。




すべては、注意力。






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2016/10/22

守ることと逃げることの相違

バカンスが始まり、
時間配分に脳を使う。




バカンスなのだから、
子供との時間を大切に
しようとする時、
自分の軸が判断をくだす。




それは、守ることなのか
逃げることなのか。




母親である前に、
私は女であり、
アーティストである。




その一線を引く判断力と
決断力は、決して
他人任せに出来ることではない。





不可能である。




誰が、なんと言おうとも、
私自身の判断で決断することだ。





そして、そこに、責任が伴う。







どう生きるのか。




難しいことではなく、
いたってシンプルである。




Sayuri ARAIDA HP



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2016/10/20

自分の人生を心から愛するとき

フランスで仕事をしているのだから、
フランス向けに、ブログを書くことも
ありなのだと思っているが、
とりあえず、ツィッターで
簡単に呟いている。




https://twitter.com/sayucoco





今日から、二週間の
秋のバカンスが始まった。




普段、朝は全く余裕なく
学校に出かけているので、
ゆっくりと朝食を取れるのは
とても有難く、幸せである。




5歳と3歳の息子二人の
成長もあって、三人で
過ごす時間は本当に楽しい。




愛する夫と、大切な息子二人が
ここにいる、というだけで
本当に、心から幸せである。




とても気楽に過ごせる
家族の形に、心から
感謝している。




バカンスで、息子二人が
いる、と言えども、
私も夫も習慣はほぼ変わらない。




むしろ、息子二人を
言い訳にして、
自分の夢を諦めたくない。




さらに言えば、
諦めたくないならば
人一倍の努力が要不可欠であり、
息子二人のおかげで、
今の私という軸ができた。




結婚しても、
二人の子供のお母さんでも
私は、歌を歌い
舞台に立ち続ける。




感謝の気持ちが自然と
沸き上がる。




愛する家族と共に生き、
大好きな舞台を仕事とし、
感謝の日々を過ごしている。




なんて幸せな人生なのだろう。




この豊かな気持ちが
より一層緊張感のある
美しき努力の世界へと
私を導くのである。










Sayuri ARAIDA HP

2016/10/19

美しき空間に生きる

長男の日本語学校に行く為、
毎週水曜日は、Parisへ行く。




Parisに立つ度に、
何とも言えない
幸せな気持ちが
溢れ出てくる。









日々、高める為、緊張感の中で
生きる私にとって、最高に
心地良いと感じる感覚がある。




それは、決して慢心している訳ではなく、
むしろ、Parisの波動に合わせて
緊張のスイッチが入るのが
たまらないのである。








美は、人を動かす。





人は、美に触れずして
生きてはいけないものだ。






Sayuri ARAIDA HP

2016/10/18

一瞬一瞬が未来を創り出す

もう10年以上前になる。
メゾの素晴らしい歌手が
こんなことを言っていた。




『皆様は、舞台に立つ、
あるいは、人前で歌う、
となりますと、水を得た魚のようです。
さぁ、何故、それを
練習時になさらないのですか?』




この話を聞いたのは
私が19歳の時であったと思う。




全くその通りであると同時に、
アーティストというのは、
つくづく、己との闘いであると思う。





そして、今私が思うのは、
本番以上の緊張感を
稽古時に創り出し、
その中で、集中することが
必要だということだ。




本番に向けての努力ではなく、
日々の努力の結果が本番なのだ。




稽古時に、本番以上の
集中力を創り出さねば、
自ら持っている力を
出し切ることができない。





さらに言えば、
本番では絶対に出来ないことも、
稽古時では出来るという点もある。




負荷をかけるのである。





水面下で何が起きているかは
見えないものだ。




最後に舞台袖に戻るとき、




満ち足りているかどうかは、
日々の洗練された稽古にある。












Sayuri ARAIDA HP

2016/10/17

自らのエネルギーを高める

ブログを再開してよかったと思う
大きな恩恵のひとつに、
ここに公言した限り、
更なる精進を自ら
率先して行っていくことに
責任感が増されたことにある。




以前は、ブログはブログ、
現実は現実と、かなり
ドライに書き分けていて、
自分でも、何故そうしていたのか
笑ってしまいそうになるが、
完全なるフィクションでは
なかったように思う。




笑ってしまうのは、
それは、とても小さなブライドが
そうさせていたからである。




その小さなプライドで
しがみついていた自分を
心底、見直すべきだと思い、
ブログやFacebookから離れていた。




今は、その時の自分が懐かしく、
幼かった、と思うと同時に、
それでも、一生懸命だったことに
有難うと思っている。





そして、過去の記事を
消すかどうかも迷ったが、
未熟な私の成長の記録でもあるので、
このまま残しておこうと思う。




また、小さなプライドで
ガチガチだったなりに、
本質を貫くような言葉が
あるのも、確かで、
その時は、上手に表現できなかったが、





変わらないものは
変わらないのだ。





それにも、気付けて良かったと思う。









もう後にはひくまい。




突き進んでいくのみ。







Sayuri ARAIDA HP

2016/10/16

身近な人から受け取るもの

美しき日曜日。


久しぶりにコート無しで
溌溂と散歩できる気持ちの良い
天気の中、



家族とランチを過ごすために
Parisへとでかけた。


今日のトリニテ教会


夫の母が作る、ブランケットを
7人で美味しいと言って食べる
週末の光景は、私を無条件に
豊かな気持ちへと連れていく。




まもなく、秋のバカンスなので、
話の内容も、バカンスをどう
過ごすかで、持ち切りで、
オヤツの時間には、
夫の弟家族もやってきて、
総勢11人で、ティータイムを
楽しんだ。





これも、週末のよくある光景。





家族と過ごす週末は、
私の緊張感をほぐしてくれる
大切な時間となっていて、
また来週、笑顔で会えるようにと
ビズ(キス)をして別れる際には、



温泉にでも行って、ゆっくり
過ごしてきたかのように、


癒されている。




そして、また今週も
美しき一週間となるよう、



自らの世界を創り出し、
高めていく。



家族との時間は、
とても大切な時間である。




Sayuri ARAIDA HP

2016/10/15

地道な努力を続ける理由

息子二人を、Parisに住む両親へ預け
夫と共に、短いながらも、
ローラースケートで遊んだ。


今から5年前、長男を出産した後、
一度だけ、ローラースケートをしたが、
筋肉が落ちているのもあり、
バランスも取れずに、
ただ疲労するだけに終わり
5年間、しまってあった。




私の場合、一人目も二人目も、
切迫気味だったこともあり、

妊娠後期は、なるべく安静に、
と、一日3分の2は、ベッドに
いる生活をした。




それにより、筋肉が落ち、
次男を出産した後は、


コツコツと、その筋肉を
戻すことに集中していた。




そして、今になり、
ようやく、筋肉のどこが、
どう繋がることで、


美しい呼吸で、歌を歌うのか、


そういう感覚が見えてきた。



そして、身体と呼吸の
コネクトが感じられるようになった


今の感覚で、
ローラースケートをしたが、



自分でも驚いた。



何故なら、はっきりと、
骨盤底筋の力を感じたからだ。



それは、今から何年も前、
日本で、実家から駅まで
自転車をこいでは
使っていた筋肉である。



妊娠と出産という経過で、
久しく掴めなかった筋肉であり、


とても感動した瞬間だった。



そして、この骨盤底筋が
しっかりしていること。


これは、歌にとり
とても大きな支えとなる。






産後の3年半という歳月、
地道な努力が、
私にとり、花開いた瞬間。



何があっても、
諦めず続けること。



「筋肉の感覚を掴み
納得できる歌を歌いたい」



この一点に集中している。



緊張感を創り出し、
余計なものをそぎ落とし、
必要なものを極めていくこと。



それは、地味で目立たない
地道な努力という行動により



見える感覚である。



この凛としたエネルギーは
その行動による恩恵である。



日々、精進である。

Sayuri ARAIDA HP

2016/10/14

何を目的に生きるか

ブログの更新を再開した理由のひとつ。



やはり、伝えたいことがあるのである。



舞台で美しくあるために、
自らがどのような行動を起こし、
どのような恩恵を受けているかを



独り占めしているよりは、
ブログで発信し、少しでも
循環していけたらいい、


そう思うのだ。



がしかし、



ここに、エゴを混ぜることはしない。



成功を得たくて、
富が欲しくて、
賞賛を浴びたくて。



そんな感覚はゼロである。



ただただ、自分が生きている
この、素晴らしき道を、



どうか、諦めようとしている方が
いるのなら、



諦めることなく、
道は自分自身で切り開いていけるのだと



そういうことを、



歌を通して、証明したいのである。



繋がりを求めるのではない。



ただただ、純粋に、
この美しき世界で
共鳴することができるのなら。







信念を貫いて、
道は、
切り開いて生きていける。





Sayuri ARAIDA HP

2016/10/13

共鳴を生む「間」

美しさを生かすも殺すも



すべては「間」が鍵だ。



「間」は、美しき共鳴を起こす。



昨年の11月の私の誕生日を
きっかけに、ガトー作りに
はまっている夫と、


昨夜は、ふたつのガトーを
作るのに、私も参加した。



1年近く、ガトー作りを
しているだけあり、
手際よく、必要な動きを
効率よくこなしている
夫を横に、



アシスタントとして私は、
夫の指示待ちでその姿を
観察していた。



夫は、とても器用だ。



理解力も長けているし
手に入れた知識を実践するのも
本当に、見事だ。



ガトー作り初心者の私に、
どうのように説明すれば
私が一番良い仕事をするかを


瞬時に判断し、的確に伝えてくれる。



初心者の私は、与えられた仕事を
こなすと、次の指示を待つが、



夫のその姿に、無駄はなく、
彼の的確な指示により、
私もまた、無駄をせずに



いきいきとガトー作りに参加していた。




もちろん、出会ってもうすぐ7年という
歳月があり、彼が私の性格を把握している
というのも、ある。



けれど、その無駄のない
空間と時間は、非常に
心地いいものであった。



そして、有難いことに、
今共に仕事している仲間もまた、
まもなく出会って7年が経とうとしている。



彼らと仕事を続けている中で
彼らの「間」が非常に心地いい。



マエストロの「間」
演出家の「間」
スタッフの「間」
演奏家たちの「間」



各々が各々の、役割を
無駄なく思う存分発揮している。



私の「間」が生きるのは
彼らの存在無しには
絶対にあり得ないことである。



グラスを一人で掲げても
音は鳴らないが、

もう一つのグラスを掲げると
共鳴する。



相手の存在で、自分の存在を知る。








共鳴がすべてであり、




生かすも殺すも、
己の「間」がすべてだ。








Sayuri ARAIDA HP