次のオペラ作品は、
プーランク作曲の『ティレジアスの乳房』です。
これは、声の響きや、音程の正確さ、
演技などのテクニックの上にある、
言葉遊び、発語感のセンスが必要になる作品です。
まず、楽譜なしで、歌詞がペラペラと言え、
更に、それについて、笑えるようなところで、
初めて、歌になるような、難しい歌です。
もちろん、他のオペラ作品も、歌詞ありきですし、
音なしで、歌詞を話せることというのは、大前提ですが、
それでも、このプーランクの作品には、
非常に、言葉が大事であるということです。
また、ひとつ、大きな課題で、わくわくしています。
この作品を、ぺらぺらと話して笑っている私が
想像できます。
この作品の発表会は、
来年2月7日と3月19日です。
主役のテレーズ役、本当に楽しみです。